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2023.04.05 7:00

生田斗真主演『渇水』予告編&本ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満の小説を、白石和彌プロデュースにより映画化したヒューマンドラマ『渇水』の予告編と本ビジュアル、新キャスト7名が解禁されました。

主人公・岩切俊作(生田斗真)と同僚の木田拓次(磯村勇斗)が、水道料金を滞納する伏見(宮藤官九郎)の家を訪れ、「督促の期限を過ぎましたので、停水を執行します」と水道を停める場面から始まる予告編。「町中カラッカラだってのに弱いものいじめというか…」と疑問を呈す木田に対し、「支払いが滞れば水道を止める、払えば開ける、俺たちにできるのはそれだけだ」と、規則に則り粛々と業務を遂行する岩切の“渇ききった日常”が映し出される中、ある日、岩切はたった二人で家に残された幼い姉妹(山﨑七海、柚穂)に出会います。葛藤を抱えながらも「規則だから」と水道を停める岩切でしたが、その姉妹が厳しい生活を強いられていく様子を目の当たりにすることに。

姉妹の母親である有希(門脇麦)に「それでも親か?」と投げかけると、「あんたの家族は幸せなの?」と返され、言葉を失う岩切。妻と幼い息子との関係に問題を抱え、「このままじゃダメなんだよ」と苦悶の表情で叫ぶ岩切が、この渇いた世界で葛藤の末たどり着く結末とは──?

新たに発表された7名のキャストは、水道料金滞納者・今西役の宮世琉弥、同じく水道料金滞納者・坂上役の吉澤健、有希の“今度の人”大林役の篠原篤、小出家の近隣住民・竹内役の柴田理恵、熱帯魚店店長・石川役の森下能幸、スーパーマーケット店長・細川役の田中要次、岩切が関わることになる刑事・加東役の大鶴義丹。

予告編前半では、向井秀徳が書き下ろした主題歌「渇水」も印象深く登場。以下、コメントが到着しています。

向井秀徳
人間は苛立っている。
暴力的な真夏の陽射しが地方都市に降り注ぐ。
アスファルトに撒いた水道水は瞬時に蒸発して発光する。
そのギラつきが、匂いが、フィルムに刻まれている。
人間は常に苛立っている。絶望している。
そうなのか。そうではない。
そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。
そんなことを思いながら「渇水」という曲を作りました。

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『渇水』

日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。県内全域で給水制限が発令される中、岩切は二人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。蒸発した父、帰らなくなった母親。困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが──。

出演:生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山﨑七海、柚穂、宮藤官九郎、宮世琉弥、吉澤健、池田成志、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹、尾野真千子
原作:河林満「渇水」(角川文庫刊)
監督:髙橋正弥
脚本:及川章太郎
音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
製作:堀内大示、藤島ジュリーK、徳原重之、鈴木仁行、五十嵐淳之
企画:椿宜和
プロデューサー:長谷川晴彦、田坂公章
製作:「渇水」製作委員会
製作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
2023/日本/カラー/ヨーロピアンビスタ/100分

日本公開:2023年6月2日(金)全国公開
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会