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2023.04.04 7:00

石原さとみ × 吉田恵輔『ミッシング』制作&2024年公開決定!

  • Fan's Voice Staff

『ヒメアノ〜ル』『空白』の吉田恵輔監督が石原さとみを主演に迎えた映画『ミッシング』の制作が決定し、2024年に全国公開されることが発表されました。

とある街で起きた少女の行方不明事件。あらゆる手を尽くして娘を探すも、有力な情報も手掛かりも無いまま既に3ヶ月が経過していました。娘が行方不明になった時、好きなアイドルのライブに足を運んでいたという母・沙織里(石原さとみ)は、その事実と茶髪メッシュの風貌ゆえに、ネット上では「ライブ狂いで育児放棄の母」という誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていきます。日が経つに連れ、夫婦喧嘩が絶えなくなっていく一方で、事件に対する世間やマスコミの関心は薄れていきます。そんな中、地元のテレビ局だけは奔走する沙織里の取材を続けていたところ──。

企画は、『新聞記者』(19年)ほか、『MOTHER』(20年)、『ヤクザと家族 The Family』(21年)など社会問題を鋭い視線で描き出してきた故・河村光庸プロデューサーが率いたスターサンズ。吉田監督とは『愛しのアイリーン』(18年)、『空白』(21年)に続き3度目のタッグとなります。

オリジナル脚本による本作で吉田監督は、事件をきっかけに崩壊する「日常」や、辛く悲しい現実に直面する母親とその家族たちの姿、事件を「題材」として扱い視聴率を獲るために「偏向報道」に舵を切ってしまうマスメディアの姿、野次馬的興味本位で溢れる心無い言葉が満ち溢れる現代社会の闇を、鋭く描き出します。

娘の失踪事件をきっかけに、情報の荒波に巻き込まれ翻弄されていく母親という新境地に挑む石原さとみは、2022年の出産後の初の映画撮影として、1年9ヶ月ぶりに芝居に臨みます。石原の起用について吉田監督は、「脚本を書いた時、いちばん思い浮かばない人をキャスティングしてみたかった」と語っています。

撮影は3月23日より開始され、現在進行中。

以下、コメントが到着しています。

石原さとみ(主演)
6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい、と直談判しに行きました。
そこから数年後、この作品の連絡を頂き、嬉しさのあまり叫びました。
妊娠出産を経て、ついに憧れの吉田組で1年9か月ぶりのお芝居を今しています。
我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当に辛く苦しく精神が削られます。
ですが、今の私だからこそ、できる役です。
大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます。

吉田恵輔(脚本・監督)
本作は自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品になります。
執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実を描きました。
主演の石原さんを筆頭にキャスト達はメンタルが削られる芝居の連続だと思います。
しかし、どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。
人間の愚かしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです。
どうか我々の覚悟が皆様に届きますように。

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『ミッシング』

主演:石原さとみ
脚本・監督:吉田恵輔
製作幹事:WOWOW
企画:スターサンズ
制作プロダクション:SS工房

日本公開:2024年 全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画  
公式サイト
©︎2024「missing」Film Partners
※吉田恵輔の「吉」は”つちよし”が正式表記