『カード・カウンター』日本版ポスターが解禁！

Fan's Voice Staff

ポール・シュレイダー監督の新作スリラー『カード・カウンター』の日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

特殊作戦兵士として自らが捕虜収容所で犯した罪に苦しみ、ギャンブラーとして出直そうとしている元上等兵のウィリアム・ティリッチ（オスカー・アイザック）が、自らの過去に向き合う“復讐と贖罪”のスリラー。

日本版ポスターは、劇中に登場するブラック・ジャックやポーカーにちなみ、トランプをモチーフとしたデザイン。血塗られたダイヤのキングの札の前で、ミステリアスな影を持つオスカー・アイザックのたたずまいと眼差しが印象的です。

脚本を手掛けた『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスや、イーサン・ホークが怒れる神父を演じた前作『魂のゆくえ』（17年）と同様に、シュレイダー監督は本作でも怒りと罪の意識に苛まれる孤独な男の魂が描きながらも、エンタメ性は格段にアップ。スコセッシの名作『カジノ』（95年）を想起させる退廃的ながら魅惑的なカジノのプロダクションデザインの中で、徐々に追い詰められ復讐へと駆り立てられていく影をかかえた男の姿を、ミステリアスな雰囲気と色気たっぷりに映し出しています。

『カード・カウンター』は第78回ベネチア国際映画祭でワールドプレミアされ、メディアから「オスカー・アイザックのキャリア史上最高のパフォーマンス」（Vanity Fair）、「ポール・シュレイダー監督による米国の腐敗に対する猛烈なビジョンだ」（The New Yorker）と称賛の声が上がった本作。オバマ元大統領は年間ベスト14本に選んだほか、ナショナル・ボード・オブ・レビューでも同年のトップ10に選出されました。

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