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2023.03.11 10:00

ルカ・マリネッリ主演『帰れない山』日本版特報&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

北イタリアの山麓を舞台に青年二人の友情と成熟を描き、第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した“大人の青春映画”『帰れない山』の日本版特報とポスタービジュアルが解禁されました。

「何者にもなれない」と人生に悩むピエトロ(ルカ・マリネッリ)に、「やりたいことをやればいい。人生は挑戦だ」と励ますブルーノ(アレッサンドロ・ボルギ)。特報では、美しく雄大な北イタリアのモンテ・ローザ山麗を舞台に、正反対の二人が紡ぐ友情の一端を垣間見ることができます。

原作は、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など数々の文学賞に輝き、世界39言語に翻訳された国際的ベストセラー小説「帰れない山」。ティモシー・シャラメ主演『ビューティフル・ボーイ』で知られるベルギーの俊英フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え、人生に立ち止まり、未来を見つめる大人たちの物語を、パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで紡ぎ出しました。

主人公のピエトロ役には、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(15年)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞、『マーティン・エデン』(19年)で第76回ベネチア国際映画祭男優賞に輝き、Netflix映画『オールド・ガード』(20年)でも注目を集めたルカ・マリネッリ。

親友のブルーノ役には、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。ほかにも、フィリッポ・ティーミやエレナ・リエッティといったイタリアの実力派名優が脇を固めています。

以下、特報のナレーションを担当した三上博史よりコメントが到着しています。

三上博史
すべてをセリフにしないことで、
観ている観客を無理にレールに乗せようとしない。
心地よい沈黙というのか、余白といえばいいのか、
この作劇の手法がとても好きでした。
自然の風景も丁寧に撮られていて、観ていて気持ちが良い。
みんな正解を探そうとして生きるんだけれど、
もしかして間違うことが連続の人生の方が、
得るものが遥に多いような気がしてるんです。
そこには正解がないかもしれないし、一生かけても見つからないこともある。
けど、自分ときちんと向き合うことが大切ですよね。
是非、この雄大な風景の世界に没頭してみてください。

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『帰れない山』(英題:The Eight Mountains)

都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。

監督・脚本/フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメールシュ
撮影/ルーベン・インペンス
原作/「帰れない山」(著:パオロ・コニェッティ 訳:関口英子 新潮クレスト・ブックス)
出演/ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギ、フィリッポ・ティーミ、エレナ・リエッティ
2022年/イタリア・ベルギー・フランス/イタリア語/1.33:1/5.1ch/147分/日本語字幕:関口英子/原題:Le otto montagne

日本公開/2023年5月5日(金・祝)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
配給/セテラ・インターナショナル
公式サイト
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