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2023.03.07 11:00

『EO イーオー』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

本年度アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされているイエジー・スコリモフスキ監督の映画『EO イーオー』の日本版予告編が解禁されました。

主人公は、EO(イーオー)という名のロバ。予告編は、愛溢れるサーカス団のパートナー・カサンドラの手のカットから始まり、慈しむようなキスを贈られ、誕生日を祝われる幸せな瞬間も束の間、EOは見知らぬ男に手綱を引かれ、サーカス団から連れ去られてしまいます。

カサンドラの叫びも響かぬトラックの中、ただただ無垢な瞳で次の目的地へ運ばれるEO。ポーランドのサッカーチームや、走り抜ける馬の群れ、騒ぎに興じる輩を横目に、ある時は立ち尽くし、ある時は疾走。物言わぬ主人公のEOの旅に同行する観客に突きつけられるものとは──。

EOを見守りながらも、ある時は彼の視点で人間社会の不条理や自然の驚異を目撃する、“無比の映像体験”となる本作は、ロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』(66年)に着想を得たイエジー・スコリモフスキ監督の7年ぶりとなる新作。

プレミア上映となった第75回カンヌ国際映画祭では審査員賞と作曲賞を受賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞、撮影賞の2部門を受賞し、New York Timesは2022年のNo.1ムービーに選出。『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンスが「”EO”がどれだけ素晴らしいか。昨日観てから、一切頭から離れない」とSNSで投稿するなど世界中で興奮の渦を巻き起こました。

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『EO イーオー』

愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。サーカス団から連れ出され始まった予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまう運命の歯車に耐えている。しかし、一瞬たりとも無邪気さを失うことはない。

監督/イエジー・スコリモフスキ
脚本・製作/エヴァ・ピアスコフスカ、イエジー・スコリモフスキ
出演/サンドラ・ジマルスカ、ロレンツォ・ズルゾロ、イザベル・ユペール
2022/ポーランド、イタリア/カラー/ポーランド語、イタリア語、英語、フランス語/88分/G

日本公開/2023年5月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にてロードショー
配給/ファインフィルムズ
後援/ポーランド広報文化センター
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