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2023.03.02 11:00

『フリークスアウト』5月12日公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された『Freaks Out』が、邦題を『フリークスアウト』として5月12日(金)より全国公開されることが決定し、日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

長編デビュー作にしてイタリア映画初となる異色のダークヒーロー・エンタテインメント『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が、イタリア版アカデミー賞で7冠獲得の快挙を成し遂げ、注目を集めた新星ガブリエーレ・マイネッティ。そんな彼の監督第2作となる本作は「特殊な異能力を持つが故に世間に馴染めず肩を寄せ合って生きてきた超人サーカス団が、ナチス・ドイツの悪党どもに立ち向かう」という異能力バトルエンタテインメント。

解禁されたポスタービジュアルでは、それぞれが特殊能力を持つサーカス団「メッツァ・ピオッタ」の仲間たちの背後に、宿敵ベルリン・サーカス団長のフランツとナチス・ドイツ兵たちが迫り、激しい戦いを予想させる仕上がりとなっています。

ベネチアでのワールドプレミアでは批評家・観客から熱狂をもって迎えられ、ロッテルダム国際映画祭では観客賞を受賞。さらにイタリア版アカデミー賞と称されるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では作品賞をはじめ計16部門にノミネート、うち6部門を受賞を果たしました。

以下、一足先に本作を鑑賞した3名からの称賛コメントが到着しています。

野村雅夫(FM COCOLO DJ/翻訳家)
長編デビューで、日本のヒーローを現代のローマに蘇らせたマイネッティ。今回もユニークな組み合わせがそこかしこに横溢。国内外の映画史への目配せもたっぷりに異ジャンルを束ね、またもや見たこともない映像をものにした。作品自体が異形のサーカス。

野水伊織(声優)
人々につま弾きにされた異能力者たちが、巨悪に立ち向かう。こんなストーリー、興奮せざるを得ない!前作『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』もそうだが、マイネッティ監督は、マイノリティがヒーローへと変わってゆく様を描くのがとにかく巧いのだ。
もしもあなたが自分に悩み、他者との疎外感を感じているならぜひ観てほしい。コンプレックスを武器に変え、いかにして自分の居場所を見つけるのか。そのヒントが見つかるかもしれないから。

人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』に続く傑作!語り口は独特だけど、特殊能力持ちのサーカス団が段々と私欲の範疇を超えて力を使うようになる姿はストレートにカッコいい。敵にもドラマがあり、そのぶつかり合いが凄まじい熱を生む。重い一撃を喰らわす、唯一無二で王道のヒーロー映画!!

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『フリークスアウト』(原題:Freaks Out)

第二次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長イスラエルが率いるたった5人の小さなサーカス団「メッツァ・ピオッタ(100リラ硬貨の半分、の意)」の仲間たち、光と電気を操る少女マティルデ、アルビノの虫使いチェンチオ、多毛症の怪力男フルヴィオ、磁石人間の道化師マリオらは、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができず、まるで家族のように肩を寄せ合って暮らしてきた。だがイタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、なんとか戦火を逃がれ皆をアメリカへ脱出させようとしていたイスラエルが、突然姿を消してしまう。マティルデがどうにか団長を探し出そうと奔走する一方、フルヴィオら3人は仕事を求めてベルリン・サーカス団の門を叩く。ド派手なパフォーマンスが話題のナチス・ドイツの陽気な広告塔。しかし団長のフランツは、裏でナチスを勝利に導く異能力者を探して人体実験を繰り返す恐ろしい男だった。フランツとの危険な出会いは、メッツァ・ピオッタ・サーカスの仲間たちをナチス・ドイツ軍との壮絶な戦いへと導いていくのだが……。

監督/ガブリエーレ・マイネッティ
脚本/ニコラ・グアリャノーネ、ガブリエーレ・マイネッティ
出演/クラウディオ・サンタマリア、アウロラ・ジョヴィナッツォ、ピエトロ・カステリット、ジャンカルロ・マルティーニ、ジョルジョ・ティラバッシ、フランツ・ロゴフスキ
2021年/イタリア・ベルギー/イタリア語・ドイツ語ほか/141分/字幕翻訳:髙橋彩/R15+

日本公開/2023年5月12日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給/クロックワークス
公式サイト
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