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2023.02.22 8:00

横浜流星主演『ヴィレッジ』本予告&新ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

藤井道人監督が横浜流星を主演に迎え、一人の男の変化と社会構造の歪みを浮き彫りにするヒューマンサスペンス『ヴィレッジ』の本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

夜の闇を照らす美しい松明の炎、幻想的で荘厳な「薪能」の風景、全てを覆い隠すかのような深い霧と、それらを切り裂くような強烈なセリフと役者陣の表情が映し出されていく予告編。

閉ざされた“ムラ”という世界に囚われ、どん底でもがき苦しみながら必死に生きてきた青年・優(横浜流星)の、暗く虚ろな瞳と心からの叫び、暴力と権力を傘に好き放題し「犯罪者の息子よ!」と優を蔑み煽る村長の息子・透(一ノ瀬ワタル)、そして「この村早く出てぇだろ?」と凄む、“ムラ”を影で牛耳るヤクザの丸岡(杉本哲太)。さらに、借金を抱えながらもパチンコにのめり込む険しい目つきの優の母・君枝を演じる西田尚美や、炎に包まれる家の中、血まみれで涙を流す一人の男性の姿も初めて収められています。

一方で、美咲(黒木華)の「ずっと一人で戦ってたんでしょ?」という言葉に、思わず涙があふれる優とのエモーショナルなシーンも印象的。この言葉をきっかけに、別人のように生き生きと輝く優の姿も描かれており、美咲に心を救われ、唯一の希望を守っていく決意を表すかのような笑顔をみせますが、ゴミ処理施設で働く龍太(奥平大兼)の「この村やばすぎでしょ…」という言葉と共に、次々と“ムラ”の闇が暴かれていきます。「積み上げてきたものが全部なくなるんだよ、分かるな?」とつぶやく村長・修作(古田新太)の言葉の先に映し出された優の表情には、振り払えない闇がまとわりついているかのようにも感じ取れます。

新たなビジュアルには、優と美咲を中心に、代々、霞門村の村長として絶大な権力を誇示してきた大橋一族、優の母・君枝、借金返済のため、優と共にゴミ処理施設で働く龍太、内気な性格ながらも優には心を開いていく美咲の弟・恵一らが集結。彼らが集うのは、“霧”と共に本作の重要なテーマとなっている“能”を演じる舞台。藤井監督は「物語の核になる『邯鄲』という能の演目が決まってから、脚本の輪郭も固まっていきました」と明かしており、劇中で描かれる“能”は、本作にとって物語の根幹を成すメタファーとなっています。

ポスタービジュアルの写真は、ロケ地の平之荘神社の野外能楽堂で、本編の撮影終了後の深夜にキャストを集結させて撮影されもの。まさに映画のミステリアスで幻想的な世界観を表す一枚です。

2月23日(木・祝)より、超限定!カレンダー付きVillageフォトカードが特典に付いたムビチケカードの発売が決定。フォトカードは、本作の撮影を務めたフォトグラファー出身の川上智之による撮り下ろしキャラクター写真とカレンダーが表裏一体となっており、1年を通して映画『ヴィレッジ』の世界を楽しめる特典となっています。

ムビチケカード:1,500円(税込)
発売日:2月23日(木・祝)より発売
*先着・数量限定/一部劇場除く
*発売情報は各劇場HPを確認ください。

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『ヴィレッジ』

夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す──。

出演/横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太
監督・脚本/藤井道人
音楽/岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー/河村光庸 
制作プロダクション/スターサンズ
制作協力/Lat-Lon
製作幹事/KADOKAWA
製作/「ヴィレッジ」製作委員会

日本公開/2023年4月21日(金)全国公開
配給/KADOKAWA、スターサンズ
公式サイト
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会