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2023.02.22 16:00

ミカエル・アース監督『午前4時にパリの夜は明ける』日本版本予告&新場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

シャルロット・ゲンズブールを主演に迎えたミカエル・アース監督最新作『午前4時にパリの夜は明ける』の日本版本予告と新場面写真8点が解禁されました。

1981年、パリ。物憂げに煙草を吸うエリザベート(シャルロット・ゲンズブール)の姿と、部屋に響く深夜ラジオのパーソナリティー、ヴァンダ(エマニュエル・ベアール)の落ち着いた声が印象的なシーンから始まる本予告。夫が家を出て行ったことで途方に暮れるエリザベートは、息子マチアス(キト・レイヨン=リシュテル)や娘ジュディット(メーガン・ノータム)との会話もぎこちない様子。

新しく見つけたラジオ番組の仕事で家出少女・タルラ(ノエ・アビタ)と出会い、家に招きいれるエリザベートでしたが、出て行った夫との関係を整理しきれず、涙をみせる一面も。映像では、そんなエリザベートに優しく声を掛けるタルラの姿や、映画館に忍び込んではしゃぐ子どもたちとタルラの様子など、一緒に暮らすうちに支え合うようになっていく4人の生活が繊細に、生き生きと映し出されていきます。

ある日、エリザベートとマチアスが帰宅すると、マンションの前には倒れ込むタルラの姿が。「ごめんなさい」と謝るタルラを「自分を大事にしなきゃ」と抱き寄せるエリザベート。タルラの身になにがあったのか、彼女の抱える思いとは──?

本作には、フランソワ・ミッテランの当選に沸き立つパリの風景や、『午前4時にパリの夜は明ける』というタイトルの背景に映るエッフェル塔の映像など、「1980年代、パリ」を彷彿とさせるアーカイブ映像や映画作品の引用が多くみられ、眠れない夜を過ごす人と人を繋ぎ、優しく包み込む「深夜ラジオ」とともに見どころのひとつとなっています。

エリザベートの人生に大きな影響を与えるヴァンダを演じるのは、フランス国内外で高く評価されるエマニュエル・ベアール。エリザベート役のシャルロット・ゲンズブール同様、80年代からトップ女優として活躍を続ける彼女の登場が、物語に深みを添えています。

マチアス役を演じるキト・レイヨン=リシュテルの瑞々しく儚い姿を、「感動的な存在」と監督が絶賛。タルラ役のノエ・アビタは、2020年のセザール賞有望若手女優賞へのノミネートが記憶に新しい注目の新星。ジュディット役をクレルモンフェラン国際短編映画祭女優賞を受賞したメーガン・ノータムが演じ、ベテラン陣に負けない輝きを放っています。

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『午前4時にパリの夜は明ける』(原題:Les Passagers de la nuit)

監督・脚本/ミカエル・アース
共同脚本/モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール 
プロデューサー/ピエール・ギュイヤール
撮影/セバスティアン・ビュシュマン
編集/マリオン・モニエ
音楽/アントン・サンコー
出演/シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノーサム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアール、ロラン・ポワトルノー、ディディエ・サンドル
2022年/フランス/カラー/111分/ビスタ/R15+/英題:The Passengers of the Night

日本公開/2023年4月21日(金)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開
配給/ビターズ・エンド
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