News

2023.02.16 7:00

ダリオ・アルジェント監督『ダークグラス』4月7日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

巨匠ダリオ・アルジェント監督の最新作『Occhiali neri』が、邦題を『ダークグラス』として4月7日(金)より日本公開されることが決定しました。

御年82歳のレジェンド監督の最新作は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアンホラー。2000年代初頭にフランコ・フェリーニとの共同で脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現。ローマを舞台に、盲目の娼婦と中国人の少年が、サイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけられ続け、とにかく殺されないよう逃げ惑う物語。

自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰となった本作は、狂気と鮮血、鮮やかな色彩、不穏な音楽とファン垂涎のアルジェント節全開で、2022年ベルリン国際映画祭のプレミアでお披露目されるや、「堪能すべき、素晴らしい復帰作!」(moviefreak.com)、「かつてのアルジェントらしさが溢れている」(The Hollywood Reporter)、「アルジェント史上最も奇怪で、奇妙なほど美しい」(Los Angeles Times)と歓喜の声が上がりました。

主人公である盲目の娼婦ディアナを演じたのは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(15年)でダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優賞を受賞したイレニア・パストレッリ。さらにアルジェントの娘のアーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任。ノスタルジックなムード漂う音楽は『BPM ビート・パー・ミニット』(17年)でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニが担当しました。

ダリオ・アルジェント監督は『サスペリア』(77年)で驚異的な大ヒットを記録し、『ゾンビ』(78年)のジョージ・A・ロメロや『キャリー』(76年)のブライアン・デ・パルマらと並び、世界中で熱狂的ファンを獲得。ジェームズ・ワン、クエンティン・タランティーノ、エドガー・ライトら名だたるシネフィル監督たちが敬愛してやまない、“ホラー映画の帝王”。新作がスクリーンで上映されるのは、『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』(12年)以来10年ぶりとなります。

以下、コメントが到着しています。

ダリオ・アルジェント(監督)
『ダークグラス』は、数年前に想像したものの、制作することができなかった作品です。
でも頭から離れることはありませんでした。バイオレンスでくだらない作品を求める市場での需要に左右されることが難点でした。一方で、ようやく自分の悪夢との和解を経験することができました。それ故に、私は恐怖の扉を開き、突き進もうと決めたのです。幼少期からエドガー・アラン・ポーに影響を受けていた私にとって、『ダークグラス』は、運命に刻まれた作家としての旅路の集大成です。そして時代が変わったからといって、物語の本質も解釈のスタイルも裏切りたくはないのです。

==

『ダークグラス』(英題:Dark Glasses)

監督/ダリオ・アルジェント 
脚本/ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ 
音楽/アルノー・ルボチーニ
出演/イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン
原題:Occhiali neri   

日本公開/2023年4月7日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
提供/ロングライド、AMGエンタテインメント
配給/ロングライド
公式サイト
Copyright 2021 © URANIA PICTURES S.R.L. e GETAWAY FILMS S.A.S.