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2023.02.09 5:00

阪本順治監督『せかいのおきく』本予告&本ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

阪本順治監督最新作『せかいのおきく』の本予告と本ビジュアルが解禁されました。

江戸末期、東京の片隅。長屋で暮らす武家の娘・おきく(黒木華)が、紙屑拾いの中次(寛一郎)と下肥買いの矢亮(池松壮亮)と雨宿りで出会うシーンから始まる予告編。おきくへ想いを秘めながらも身分の低さを理由に身く中次と、強気に振舞う反面、中次へのいじらしい恋心を隠せないおきくの様子など、切ない恋模様も伺えます。ところがある日、悲惨な出来事に巻き込まれたおきくは喉を切られ、声を失ってしまいます──。

「両A面」仕様の本ビジュアルでは、チラシの片面に「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」などで知られる漫画家・こうの史代による描き下ろしイラストを配置。朝の光が差し込む長屋の裏路地で、桜色の着物を身にまとい、穏やかな微笑みを浮かべるおきくの印象的な場面をモチーフに、愛らしくも温かなぬくもりを感じるシーンが描かれています。

三人が厠の軒先で雨宿りをする印象的なシーンが切り取られたもう一面は、サントリーウーロン茶中国シリーズ、ユナイテッドアローズ、とらや等の広告制作およびアートディレクションや、映画『誰も知らない』(04)や『海よりもまだ深く』(16)などの宣伝美術を手掛けた葛西薫による品格と風情を併せ持ったビジュアルとなっています。

こうの史代によるおきくのイラストを見た黒木華は、「墨絵のようなモノクロとは対照的な、こうのさんが描くカラーのイラストからは、おきくの真っ直ぐさや強さが滲み出ていて、また新たな世界観を感じられました。このようなかたちで描き下ろしていただくことは初めてなので、とても嬉しいです」とメッセージを寄せています。

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『せかいのおきく』(英題:Okiku and the World)

日本が世界の渦に巻き込まれていく江戸末期。寺子屋で子供たちに読み書きを教えているおきくは、ある雨の日、厠(寺所有の公衆便所)のひさしの下で、雨宿りをしていた紙屑拾いの中次(ちゅうじ)と、下肥買いの矢亮(やすけ)と出会う。武家育ちでありながら今は貧乏長屋で質素な生活を送るおきくと、古紙や糞尿を売り買いする最下層の仕事につく中次と矢亮。侘しく辛い人生を懸命に生きる三人はやがて心を通わせていくが、ある悲惨な出来事に巻き込まれたおきくは、喉を切られ、声を失ってしまう…。

脚本・監督/阪本順治
出演/黒木華、寛一郎、池松壮亮、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司
製作/FANTASIAInc.、YOIHI PROJECT
制作プロダクション/ACCA

日本公開/2023年4月28日(金)全国公開
配給/東京テアトル、U-NEXT、リトルモア
公式サイト
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