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2023.01.19 22:30

ビル・ナイ主演『生きる LIVING』英国アカデミー賞3部門ノミネート!

  • Fan's Voice Staff

第76回英国アカデミー賞のノミネーションが1月19日(木)に発表され、オリヴァー・ハーマナス監督『生きる LIVING』が英国作品賞など3部門にノミネートされました。

ビル・ナイ(ウィリアムズ役)

『生きる LIVING』は、黒澤明の不朽の名作『生きる』(52年)を、第二次世界大戦後のイギリスに舞台を置き換えて描いたリメイク作。小説「日の名残り」「わたしを離さないで」などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロが脚本を手掛け、『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭クィア・パルム賞を受賞したオリヴァー・ハーマナスが監督。

今回の英国アカデミー賞では、英国作品賞、脚色賞(カズオ・イシグロ)、主演男優賞(ビル・ナイ)に見事ノミネート入り。加えて、Netflixシリーズ『セックス・エデュケーション』等で注目を集め、本作では主人公のウィリアムズと心を通わせる元部下のマーガレット役を演じたエイミー・ルー・ウッドがライジングスター賞の候補に選出されています。

エイミー・ルー・ウッド(マーガレット役)

主演を務めたイギリスの名優ビル・ナイは、先日ノミネーションが発表されたSAG(全米映画俳優組合)賞の主演男優賞にも名を連ねており、第95回米国アカデミー賞でのノミネートも期待されています。

英国アカデミー賞の授賞式は現地時間2月19日(日)に開催されます。

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『生きる LIVING』(Living)

1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプ背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。

そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る。彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく…。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレット(エイミー・ルー・ウッド)に再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる──。

出演/ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク
原作/黒澤明監督『生きる』
監督/オリヴァー・ハーマナス
脚本/カズオ・イシグロ
音楽/エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュ
製作/Number 9 F
スクリーンサイズ/1.48:1

日本公開/2023年3月31日(金)より公開!
配給/東宝
公式サイト
©Number 9 Films Living Limited