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2023.01.05 8:00

阪本順治監督『せかいのおきく』海外版ティザー予告が解禁!

  • Fan's Voice Staff

阪本順治監督最新作『せかいのおきく』の初映像となる海外版ティザー予告が解禁されました。

映像では、雨宿りをする下肥買いの矢亮(池松壮亮)と紙屑拾いの中次(寛一郎)のもとに駆け寄る、武士の娘おきく(黒木華)──本来であれば深く関わることもない身分の違う3人の運命的な出会いが、墨絵のように美しい鮮烈なモノクロ映像で捉えられています。さらに、本作に彩りを添える阪本組常連の眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司らの生き生きとした姿も。さらに、おきくが声を失うきっかけとなった衝撃のシーンと、天に向かって柏手を打つおきくの穏やかな微笑みも確認でき、映画中盤からはセリフが無いながらも、観る者の心に迫る黒木の繊細かつ感情豊かな演技を予感させる映像となっています。

1月に開催される第52回ロッテルダム国際映画祭ビッグスクリーンコンペティション部門への出品が決定しており、映画祭プログラマーのクリスティーナ・アシェンブレネロヴァより「『せかいのおきく』には、今までの時代劇にはない全てがある」と称賛されています。

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『せかいのおきく』(英題:Okiku and the World)

日本が世界の渦に巻き込まれていく江戸末期。寺子屋で子供たちに読み書きを教えているおきくは、ある雨の日、厠(寺所有の公衆便所)のひさしの下で、雨宿りをしていた紙屑拾いの中次(ちゅうじ)と、下肥買いの矢亮(やすけ)と出会う。武家育ちでありながら今は貧乏長屋で質素な生活を送るおきくと、古紙や糞尿を売り買いする最下層の仕事につく中次と矢亮。侘しく辛い人生を懸命に生きる三人はやがて心を通わせていくが、ある悲惨な出来事に巻き込まれたおきくは、喉を切られ、声を失ってしまう…。

脚本・監督/阪本順治
出演/黒木華、寛一郎、池松壮亮、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司

日本公開/2023年4月28日(金)全国公開
配給/東京テアトル、U-NEXT、リトルモア
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