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2022.12.19 7:00

ウベルト・パゾリーニ監督『いつかの君にもわかること』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が7年ぶりに監督・脚本を手がけた新作『いつかの君にもわかること』の日本版予告編とポスタービジュアル、新場面写真8点が解禁されました。

窓拭き清掃員として働く33歳のジョンが、4歳の息子マイケルに起こされる仲睦まじいシーンから始まる予告編。いつものように手を繋ぎながら保育園へと登園をする二人でしたが、マイケルから「ぼくのママは?」と質問され、咄嗟に「ママは遠くへ行った」と答えるジョン。シングルファーザーとして男手ひとつでマイケルを育てるジョンは、実は余命数か月の難病を抱えており、生きている間にマイケルの里親を探さなければなりません。

徐々に病が身体を侵食していく中、「あの子にはどんな家族がいいのか。もし間違ったら…」と葛藤するジョン。自分は息子の一番の理解者であり、どの里親が一番良いのかはすぐに分かると思っていたはずが、その確信は徐々に揺らいでいきます。愛する息子とのかけがえのない残りの日々を過ごしていく中で、ジョンは最後にどのような決断を下すのか──。

父親のジョン役を演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。我が子のために過酷な運命に立ち向かう姿を寡黙な演技で体現し、内面に抱える複雑な感情までをも見事に表現しています。息子のマイケル役には、本作がデビュー作となるダニエル・ラモント。100人以上に及ぶ候補者から見出された逸材であり、生まれながらの感性と天才的な表現力で、本物に見間違えるような親子を演じ切りました。

ウベルト・パゾリーニ監督は、ベネチアで4冠を獲得し、日本ではわずか1館での公開から最終的に100館を超えるロングランヒットを記録した『おみおくりの作法』(13年)で知られるイタリアの名匠。同作は今年、阿部サダヲ主演『アイ・アム まきもと』としてリメイクされました。

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『いつかの君にもわかること』(原題:Nowhere Special)

窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。

監督・脚本/ウベルト・パゾリーニ
出演/ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
2020年/イタリア、ルーマニア、イギリス/英語/95分/カラー/ビスタ/5.1ch/字幕翻訳:渡邉貴子/G

日本公開/2023年2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次公開
提供/木下グループ
配給/キノフィルムズ
公式サイト
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