News

2022.12.16 8:00

奥野瑛太 × 唐田えりか『死体の人』2023年3月17日公開決定!ティザービジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

奥野瑛太主演の映画『死体の人』が2023年3月17日(金)より全国順次公開されることが決定し、ティザービジュアルが解禁されました。 

演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりの売れない役者の不器用な生き方を通して理想と現実の折り合いをつけることの難しさ、そして“生きることと死ぬこと”という普遍的なテーマを、草苅監督自身の俳優経験を活かして絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描いたハートフルな人間ドラマ。

主人公の“死体の人”吉田広志を演じるのは、『アルキメデスの大戦』(19年)や『プリテンダーズ』(21年)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22年)などに出演し注目を集める奥野瑛太。作品のジャンルも規模も問わず幅広い活動を展開し、ドラマ『最愛』(21年)での好演も記憶に新たな演技巧者が、ひとりの人間の“生き様”をスクリーンに刻みます。

そんな“死体の人”が運命の出会いを果たす加奈役には、『寝ても覚めても』(18年)や『の方へ、流れる』(22年)の唐田えりか。

ティザービジュアルでは、湖でボートに乗ったデート中のカップルに忍び寄る溺死した“死体の人”、場面写真では、頭に草刈り機を刺したままカメラが回るタイミングをじっと待つ“死体の人”と、プロとして現場をまっとうしようとする主人公の姿が捉えられています。

今作は、“まだ存在しない映画の予告編”で審査する映像コンテスト「未完成映画予告編大賞MI-CAN」の派生プロジェクトとして、映画会社のプロデューサーが過去の入選作を審査した敗者復活戦「MI-CAN3.5復活祭」から誕生した作品。

以下、コメントが到着しています。

奥野瑛太(“死体の人”吉田広志 役)
『俳優ってなんなんだろう』
僕自身何度も立ち返ってはぼんやりと考えます。
決して明確な答えを出すわけでもなく、漠然と「これはきっと楽しいはず」と自らに言い聞かせながら。
死ぬ事に似ているような気がしたり、それが生きる事に繋がっているような気がしたり。
その瞬間瞬間を生きる為に必死に死のうと全細胞を総動員させます。まるで死体の人のように。
この作品に出会って、たくさん反省しました。
もっとユーモアと愛情の眼差しを養うべきだったと、俳優としても人間としても。
草苅監督の不屈の温かい眼差しに、完敗でした。
たぶん、監督が僕の役を演じた方が100倍面白いし素敵です 笑 
この作品を観て俳優業をやってみたいと思った稀有な人が現れたら、ちょっと嬉しいです。

唐田えりか(加奈 役)
死体の人のオーディションを受けたのは、昨年の夏で、撮影は秋頃でした。
オーディションからの日々はあっという間でしたが、とても濃い時間でした。
主演の奥野さんのお芝居に圧倒されながら、
必死に、もがいて、全力で挑んだ現場です。
クスッと笑えて、泣けて、あたたかい、草苅監督の映画。
是非楽しみにしていてください。

草苅勲(監督)
がむしゃらに夢を追い続け、自分を信じて目の前の事に向かって過ごした日々。
いつの間にか月日は流れ、立ち止まって見てみたら、周りの人との差に気づき、何者にもなっていない自分がそこにいた。
人生は思い通りにはいかない。
それでも、勇気を持って次の一歩を踏み出す瞬間がある。その瞬間を描きたくて、この物語を書き出しました。
なぜだかとても温かくて笑えるものにできあがってしまいました。
真面目に生きるからこそ面白い。
そんな死体の人の生き様を、ぜひ観てやって下さい。

==

『死体の人』

監督/草苅勲
脚本/草苅勲、渋谷悠
出演/奥野瑛太 唐田えりか ほか
2022/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/94分/PG12

日本公開/2023年3月17日(金)渋谷シネクイントほか全国順次公開  
配給/ラビットハウス
公式サイト
©2022オフィスクレッシェンド