News

2022.12.14 12:00

河合優実主演『少女は卒業しない』予告編&メインビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化した『少女は卒業しない』の主題歌入り予告編とメインビジュアルが解禁されました。

予告編は「明日取り壊されるこの学校とこの恋にさよならする」という河合優実のナレーションからはじまり、4人の少女それぞれの卒業の物語が語られていきます。

東京への進学が決まっている後藤(小野莉奈)と地元に残る寺田(宇佐卓真)、もうすぐ離れ離れになるというのに微妙な空気が流れ、口も聞けなくなっていました。本当は離れたくかった──素直になれないままこのまま卒業を迎えてしまうのか。

図書室の管理をする坂口先生(藤原季節)に淡い恋心を抱き、今日も会いに行く作田(中井友望)。クラスに居場所がない作田でしたが、卒業式を目前にクラスメイトと話をしてみたいと思い始めます。

幼馴染の森崎(佐藤緋美)にひそかに思いを寄せているのは、軽音楽部の部長・神田(小宮山莉渚)。森崎が率いるビジュアル系バンドの衣装が紛失し、卒業式ライブができないかもしれないという危機に。そんななか神田にはだれにも知られたくない秘密があり、卒業ライブ当日、神田は大切にしていたその秘密と向き合うことに。

まなみ(河合優実)は卒業生代表として答辞を読むことに。恋人の駿(窪塚愛流)と手作りのお弁当を食べた日々ももうすぐ終わりを迎えます。「ずっとこのままがいいよな」と言う駿の言葉に「そうだね…」とどこか釈然としない様子。卒業式当日、舞台上に立ったまなみが流す涙の真相とは──。

本映像では、20歳のシンガーソングライター・みゆなが手掛けた主題歌も初解禁。卒業の切なさと卒業後の新しい世界への期待感を感じさせる楽曲で後押ししています。

監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。

以下、本作を鑑賞した朝井リョウからも感想コメントが到着しています。

朝井リョウ(原作)
鑑賞後、心底、このチームに製作していただけてよかった、と思いました。良質な映画を観たあとにしか得られないあの独特の幸福感を胸に劇場を出ると、普段は社会人の顔をしている関係者陣が皆同じように目をトロンとさせていたので、だよね、超よかったよね! とタメ口で話しかけそうになりました。
自著が原作の映画をこんなにも褒めてしまうのは、非常に巧みで適切な改変のおかげで、原作者というより一人の観客という距離感で映画に臨めたからです。オリジナルのシーンが尽く素晴らしいこと、この題材でターゲットを選ばない作品に仕上げていただいたこと──沢山の有り難さを噛み締めています。この映画から旅立っていくキャストの方々の未来まで、楽しみになりました。

==

『少女は卒業しない』

廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校、“最後の卒業式”までの2日間。
別れの匂いに満ちた校舎で、世界のすべてだった“恋”にさよならを告げようとする4人の少女たち。
抗うことのできない別れを受け入れ、それぞれが秘めた想いを形にする。
ある少女は進路の違いで離れ離れになる彼氏に。
ある少女は中学から片思いの同級生に。
ある少女は密かに想いを寄せる先生に。
しかし、卒業生代表の答辞を担当するまなみは、どうしても伝えられない彼への“想い”を抱えていた──。

出演/河合優実、小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望、窪塚愛流、佐藤緋美、宇佐卓真、藤原季節
監督・脚本/中川駿
原作/朝井リョウ「少女は卒業しない」(集英社文庫刊)
製作プロダクション/ダブ
製作/映画「少女は卒業しない」製作委員会(クロックワークス、U-NEXT、ダブ)

2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国公開
配給/クロックワークス
公式サイト
© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会