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2022.12.14 9:00

チャン・イーモウ監督『崖上のスパイ』日本版予告編&新場面写真13点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第94回米アカデミー賞国際長編映画賞中国代表に選ばれた巨匠チャン・イーモウ監督初のスパイサスペンス『崖上のスパイ』の日本版予告編と新場面写真13点が解禁されました。

舞台は1934年冬の満州国ハルビン。予告編は、暗号のような文字が記された紙で焼き消される謎めいたシーンで幕を開けます。豪雪の森林地帯にパラシュートで降下した女が登場し、特務警察に寝返った裏切者の諜報員が、ソ連から4人のスパイが満州国ハルビンに潜入したことを密告。降下、射撃、格闘の訓練を受け、ロシア語にも堪能な精鋭チームが命を賭けて挑む極秘任務“ウートラ計画”の目的が明かされます。特務警察の執拗な追跡、次々に放たれる罠。陰謀、仲間の裏切り、暗号による情報伝達、そして、特務警察の中にいるモグラとは誰なのか──?

氷点下40度の厳寒のもとでロケ撮影を行った雪原シーン、1930年代のハルビン中心部の街並みを精巧に再現させた大スケールのセットで展開される銃撃戦や追跡劇といったスパイ映画には欠かせないエッセンスをふんだんに織り交ぜ、雪の“白”と深い闇の“黒”とのコントラストを強調した鮮烈な映像世界が、スタイリッシュで魅惑的なノワール映画を期待させる予告編になっています。

チームを率いる張憲臣(チャン・シエンチェン)を、チャン・イーモウ監督の近作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』の主演を務めた中国映画界の実力派チャン・イーが好演。ある秘密を隠し持つミステリアスな周乙(ジョウ・イー)を『わたしは潘金蓮じゃない』、TVシリーズ「三国志~司馬懿 軍師連盟」のユー・ホーフェイ、スパイとしての過酷な任務中に生き別れた我が子への情愛をにじませる張憲臣の妻でもある王郁(ワン・ユー)を『ドリアン ドリアン』『桃さんのしあわせ』の実力派チン・ハイルー、責任感の強い若手スパイの楚良(チュー・リャン)を、『1950 鋼の第7中隊』などで知られるチュー・ヤーウェンが熱演。

さらに、チャン・イーモウ監督が発掘した『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』のリウ・ハオツンが、可憐で芯の強いチーム最年少の女スパイを体現しているのも注目です。

中国映画界の実力派と若手ホープのキャストが魅せるスパイの信念と哀愁のドラマは、中国のアカデミー賞である2021年金鶏奨で監督賞、主演男優賞(チャン・イー)、撮影賞を受賞。史実とフィクションを融合させたストーリーは、黒沢清監督作『スパイの妻〈劇場版〉』とも時代背景が共通しています。

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『崖上のスパイ』(英題:Cliff Walkers)

1934年冬、満州国のハルビンを舞台に、ソ連で特殊訓練を受けた共産党スパイ・チームの男女4人が、極秘作戦“ウートラ計画”を実行するため現地に潜入する。目的は、日本軍の秘密施設から脱走した生き証人を国外に脱出させ、同軍の蛮行を世界に知らしめること。だが、仲間の裏切りによって、そのミッションは天敵である特務警察の高(ガオ)科長に察知されていた。そのため2班に分かれて行動するスパイ・チームは、行く先々で特務の執拗な追跡や襲撃に遭い、次々と放たれる罠により、ついにはリーダーの張憲臣(チャン・シエンチェン)が特務の手に落ちてしまう。残された王郁(ワン・ユー)、楚良(チュー・リャン)、小蘭(シャオラン)の3人と、彼らの協力者となった周乙(ジョウ・イー)は、八方塞がりの危機を突破し、命を賭けた救出作戦を完遂できるのか……。

監督/チャン・イーモウ
出演/チャン・イー、ユー・ハーウェイ、リウ・ハオツン、チュウ・ヤーウェン、チン・ハイルー、他
2021年/中国映画/中国語/シネスコ/5.1ch/120分/原題:悬崖之上/PG12

日本公開/2023年2月10日(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋他 全国公開
提供/ニューセレクト
配給/アルバトロス・フィルム
公式サイト
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