News

2022.12.13 0:00

ビル・ナイ主演『生きる LIVING』日本版予告編&特報が解禁!

  • Fan's Voice Staff

黒澤明の不朽の名作『生きる』(1952年)をカズオ・イシグロ脚本でリメイクした『生きる LIVING』の日本版予告編と特報が解禁されました。

仕事一筋で空虚で無意味な毎日を送る中、余命幾ばくも無いことを宣告されたウィリアムズ(ビル・ナイ)。最期を知り、残された日々を大切に過ごしたいと願うようになったウィリアムズの小さな一歩が、人々の心に火を灯していきます──。

予告編では、残された日々を宣告されたことにより、それまでの自分の人生を振り返り、「生きることなく、人生を終えたくない」と静かに、しかし心の中は懸命に、熱く生きることを選んだウィリアムズの姿が描かれています。黒澤明監督作『生きる』での名シーンを彷彿とさせる誰もいない公園での“ブランコ”シーンも確認でき、感動の映像となっています。

監督は、2011年に『Beauty』でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナス。『ラブ・アクチュアリー』、『アバウト・タイム 愛おしい時間について』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどに出演しているイギリスの名優ビル・ナイが主演を務め、LA現地時間12月12日(月)に発表された第80回ゴールデングローブ賞のノミネーションでは、主演男優賞(ドラマ部門)に選出されました。

==

『生きる LIVING』(Living)

1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプ背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。

そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る。彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく…。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレット(エイミー・ルー・ウッド)に再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる──。

出演/ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク
原作/黒澤明監督『生きる』
監督/オリヴァー・ハーマナス
脚本/カズオ・イシグロ
音楽/エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュ
製作/Number 9 F
スクリーンサイズ/1.48:1

日本公開/2023年3月31日(金)より公開!
配給/東宝
公式サイト
©Number 9 Films Living Limited