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2022.11.25 13:00

イエジー・スコリモフスキ監督『EO』2023年5月5日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したイエジー・スコリモフスキ監督・脚本の7年ぶりの新作『EO』が2023年5月5日(金)より日本公開されることが決定しました。

ポーランドとイタリアで撮影されたこの映画の主人公は“EO(読み:イオ)”という名前のロバ。心優しい女性カサンドラ(サンドラ・ジマルスカ)とともにサーカスで幸せに暮らしていたEOが、サーカスを離れて、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る姿を描きます。

監督自身が「私が唯一、涙を流した映画」と語る、ロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされたこの映画は、ミハウ・ディメクによる臨場感あふれる見事なカメラワークと、パヴェウ・ミキェティンによる印象的な音楽も相まって、観客を4本足の主人公の視点に立たせてくれます。試合中に遭遇したポーランドのサッカーチーム、若いイタリア人司祭(ロレンツォ・ズルゾロ)、そして伯爵未亡人(イザベル・ユペール)らと出会い、人間社会の不条理さと温かさを等しく経験する彼の目から見える世界とは──。

第75回カンヌ国際映画祭では審査員賞・作曲賞2部門を受賞したほか、フランスでは10万人を超える動員を記録し、北米でも2館で2万人超えの動員を記録するなど、スコリモフスキ監督史上最も自由で独創的な世界を持つ作品として、各国で高い評価を得ています。

公開に先立ち、ポーランド映画祭にてジャパン・プレミア上映を実施。上映は、11月26日(土)13時30分より東京都写真美術館にて、チケットは同日10時より東京都写真美術館窓口にて販売スタートとなります。

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『EO』(原題)

愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。サーカス団から連れ出され始まった予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまう運命の歯車に耐えている。しかし、一瞬たりとも無邪気さを失うことはない。

監督/イエジー・スコリモフスキ
脚本・製作/エヴァ・ピアスコフスカ、イエジー・スコリモフスキ
出演/サンドラ・ジマルスカ、ロレンツォ・ズルゾロ、イザベル・ユペール
2022/ポーランド、イタリア/カラー/ポーランド語、イタリア語、英語、フランス語/88分/G

日本公開/2023年5月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にてロードショー
配給/ファインフィルムズ
後援/ポーランド広報文化センター
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