News

2022.11.04 11:00

ミカエル・アース監督『The Passengers of the Night』2023年4月公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されたシャルロット・ゲンズブール主演作『The Passengers of the Night』(英題)が、2023年4月に全国公開されることが決定しました。

1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていました。そんな中、結婚生活に終わりを迎えたエリザベート。ひとりで子どもたちを養うことになり、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかで、エリザベートやその子どもたちの心に変化が訪れます。夫との別れ、芽生えた恋、子どもたちの成長、そして下した決断とは──。

主演のシャルロット・ゲンズブールは、『なまいきシャルロット』(85年)で初主演にしてセザール賞有望若手女優賞を受賞し、『ブッシュ・ド・ノエル』(99年)でセザール賞最優秀助演女優賞、『アンチクライスト』(09年)でカンヌ国際映画祭の女優賞受賞など、映画賞を席巻し続ける実力派。さらに、彼女と同年代を彩った名優エマニュエル・ベアールが、主人公の人生を左右する存在として登場します。

監督のミカエル・アースは、前作『アマンダと僕』(18年)がベネチア国際映画祭オリゾンティ部門受賞、東京国際映画祭でグランプリと最優秀脚本賞W受賞の快挙を成し遂げた、フランス映画界の次世代を担う若手。今作はベルリン国際映画祭コンペティション部門で上映され、「人間味溢れる主人公によって、観客に揺るぎない信頼を抱かせるのはミカエル・アースの計り知れない才能だ」(TROISCOULEURS)、「シャルロット・ゲンズブールの最高傑作」(Radiofrance)、「巨匠エリック・ロメールを受け継ぐこの作品は、恋に落ちるところから失うところまで、喪失も再出発も、人間のあらゆる感情を切なくも優雅に描き出している」(Filmstarts)など、称賛の声が上りました。

==

『Les Passagers de la Nuit』(原題)

監督・脚本/ミカエル・アース
共同脚本/モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール
出演/シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、エマニュエル・ベアール
2022/フランス/カラー/111分/R15/フランス語/ビスタ/英題:The Passengers of the Night

日本公開/2023年4月 シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開
配給/ビターズ・エンド
© 2021 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA