News

2022.10.27 20:00

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ワールドプレミア開催!

  • Fan's Voice Staff

マーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のワールドプレミアがLA現地時間10月26日(水)に開催されました。

前作で国王ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じ、多くのファンやキャスト、スタッフに愛されたチャドウィック・ボーズマンは、2020年に病のため他界。そのニュースは世界中を深い悲しみに包みましたが、ボーズマンの想いを受け継ぐという決意を胸に、スタッフ・キャストは一丸となり、今作を完成させたました。

シュリ役レティーシャ・ライト Photo by Tommaso Boddi/Getty Images for Disney

“ブラックパンサー”と言えば紫のイメージということで、前作のプレミアに続き会場にはパープルカーペットが敷かれ、入り口には、まるでワカンダへ続く道を守っているかのようなワカンダの戦士ドーラ・ミラージュたちの姿が。4年ぶりの続編に心躍らせたファンが大勢集まり、中にはブラックパンサーやネイモア、ワカンダの戦士たち等作品に登場するキャラクターのコスチュームを着る熱狂的なファンの姿も。そして、満を持して豪華キャスト陣が登場すると、大歓声がまきおこり会場のボルテージは最高潮に。

Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney

前作に続きティ・チャラの妹役を演じたレティーシャ・ライトは、ブラックパンサーを想起させる黒くスタイリッシュなアレキサンダー・マックイーンの衣装で登場。ワカンダを守る戦士オコエ役のダナイ・グリラと、ティ・チャラの母でありワカンダの女王ラモンダ役のアンジェラ・バセットは高貴な紫のドレスで、そしてワカンダ史上最高のスパイのナキアを演じるルピタ・ニョンゴは白のドレスで登場。

リリ・ウィリアムズ/アイアンハート役ドミニク・ソーン Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney

シルクの衣装で登場したクーグラー監督のネックレスには、亡きボーズマンの姿が。「これからはじめて皆に見てもらうのでドキドキしてるから、チャドウィックのことばかり考えるよ。彼ならどう思うだろう?って。『どう思う?』と聞いてみたい」と監督が語るように、皆が主人公の不在という前代未聞の出来事を乗り越え完成を迎えられたことの喜び、そしてボーズマンへの想いを語る場面も見られました。

ライアン・クーグラー監督 Photo  by Alex J. Berliner/ABImages

プレミアにはMCU作品『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で主演を務めたシム・リウなどマーベルの仲間たちも姿を見せ、この日を迎えた一同に祝福の言葉をかけました。

また、『ブラックパンサー』は音楽面でも評価が高く、本作でどんなアーティストが参加するのか注目されていたところ、本作のオリジナルサウンドトラックのリードシングルとしてリアーナが歌う「Lift Me Up」が発表。パープルカーペットにはリアーナ本人も登場し、大きな声援を浴びました。

リアーナ Photo by Alex J. Berliner/ABImages

ネイモア役テノッチ・ウエルタ Photo by Tommaso Boddi/Getty Images for Disney

オコエ役ダナイ・グリラ Photo by Tommaso Boddi/Getty Images for Disney

以下、コメントが到着しています。

レティーシャ・ライト(シュリ役)
本当に光栄なことだと思います。私たち家族が一緒になって、本当に美しいものを作る機会になったと思っています。だから、私はチーム全員、キャストとスタッフ全員を心から誇りに思っています。
夢が実現したんです。コスプレをする人たちを見ていると、その姿に感動します。人々が集まってきて、とても興奮しているのが分かりますよね。だからとても、本当にすごく意味のあることなんです。
シュリだけでなく、思い出した人も一緒になって、母娘で悲しみに苦しむ様子を探る良い機会です。この作品は多くの人に共感され、多くの人がそこから成長することができると思います。

ライアン・クーグラー(監督)
──チャドウィックの死を乗り越え、今夜のプレミアを迎えることができた今のお気持ちはいかがですか?
友人を失った喪失感を克服するという意味では、「乗り越える」という言葉は使いませんね。この映画を作るために、私たちは多くのことを乗り越えてここまでやってきました。そして、とても満足感を感じています。しかし、仕事はまだ終わっていません。まだ誰にも見せていないので、人々の感想はまだわかりません。ワクワク、ドキドキ、胃の中の蝶々という感じでしょうか。でも、彼のことをたくさん考えているんです。チャドのことをたくさん考えています。彼ならどう思うだろう?

──チャドウィックに何か言いたいことはありますか?
彼が何を考えているのか聞いてみたいですね。「どう思う?」と。

──映画を楽しみにしている日本のブラックパンサーファンへメッセージをお願いします。
日本のファンの皆さんには、ぜひ映画を観ていただきたいと思っています。この映画にはたくさんの魅力があると思うんです。たくさんの想い、たくさんのユーモア、たくさんのアクション。何より、映画で楽しい時間を過ごすことができると思います。楽しんでもらえたら。

ルピタ・ニョンゴ(ナキア役)

Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney

チャドウィック・ボーズマンがいない今、この作品に戻ってくることは特別な瞬間です。私たちは、彼に敬意を表し、彼を念頭に置いてこの映画を作りました。ですから、私たちは彼を連れています。そして、私たちが作ったのと同じような愛と寛容さで受け止めてもらえることを願っています。

アンジェラ・バセット(ラモンダ役)

Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for Disney

──チャドウィックの死を乗り越えて、今晩ワールドプレミアを迎えられる今のお気持ちはいかがですか?
私たちは(映画の完成を)お祝いするためにここにいるのです。チャドウィックが望んでいたことだと思います。そして、彼もまた、この映画を祝福してくれていると思います。

──チャドウィックに何を伝えたいですか?もし今日彼と話せたら?
愛してるよ、兄弟。私たちを支えてくれてありがとう。私たちの背中を押してくれて、美しい映画を作る力を与えてくれてありがとう。

シム・リウ(『シャン・チー』シャン・チー役)※来場ゲスト
──チャドウィックの死後、この映画を完成させたキャストに、なんと伝えたいですか?
彼の遺志を尊重してくれてありがとうと言うしかないでしょう、彼の物語とその続きに立ち会えることを非常に光栄に思っています。
──日本のファンへの簡単なメッセージと、『ワカンダ・フォーエバー』の見どころをお願いします。  
日本のファンの皆さんへ、私自身だけでなく、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画へのサポートにとても感謝しています。アクションもすごいけど、「ブラックパンサー」のストーリーは僕の心の中にあるものなんです。もちろん、チャドウィックの遺産はすべてを覆っていますし、この物語に名誉がもたらされることに、本当に興奮しています。

==

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(原題:Black Panther: Wakanda Forever)

国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか…。未来を切りひらく者たちの熱き戦いを描いた、ドラマチック・アクション超大作が始まる。

監督/ライアン・クーグラー
製作/ケヴィン・ファイギ
全米公開/11月11日

日本公開/​​2022年11月11日(金)映画館にて公開
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2022