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2022.10.18 9:00

横浜流星主演『ヴィレッジ』特報映像&追加キャストが解禁!

  • Fan's Voice Staff

藤井道人監督が横浜流星を主演に迎え、一人の男の変化と社会構造の歪みを浮き彫りにするヒューマンサスペンス『ヴィレッジ』初の本編映像となる特報と追加キャスト情報が解禁されました。

幻想的な夜霧が漂う霞門村(かもんむら)の美しい風景から始まる特報映像。美しい村の風景と神秘的な「薪能」の儀式による荘厳な世界が映し出される一方で、山の間にそびえたつ巨大なゴミの最終処分場は、伝統文化を継承しながらも、生きていかねばならない村の事情をうかがわせます。「伝統」と「実利」、その間で揺れ動く人々──。

横浜流星演じる主人公・片山優は、過去のある事件によって村中から蔑まれ、母親が作った多額の借金返済のためにゴミ処理施設で不法投棄を強制させられるどん底の日々を送る男。逃げることもできず、閉ざされた世界で一人苦悩し、絶望と共にただ生きるしかない片山は暗く深い闇を抱えており、無精髭を生やして「薪能」を虚ろな表情で見つめる闇落ちしたその姿からは、まさに横浜の新境地と呼ぶに相応しい演技を予感させます。

一度は村を出て上京したものの再び戻り、優に手を差し伸べる幼馴染の中井美咲を演じるのは黒木華、霞門村の村長・大橋修作役に古田新太、大橋の弟で、幼い頃に優や美咲に能を教えながらも、ある事件をきっかけに村を出た大橋光吉役に中村獅童、村長の息子という権力を傘に、ゴミ処理施設で働く大橋透役に一ノ瀬ワタル、借金返済のため、優と共にゴミ処理施設で働く青年・筧龍太役に奥平大兼、人とコミュニケーションを取るのが苦手で内気な性格の美咲の弟・中井恵一役に作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)。

さらに、ゴミ処理施設を使って不法投棄を行い、影で村を牛耳るヤクザ・丸岡勝役を杉本哲太、ギャンブルに溺れて多額の借金を抱える優の母親・片山君枝役を西田尚美、霞門村の村長を代々務めてきた大橋一族の母として絶大な権力を持つ大橋ふみ役を木野花が演じ、若手から実力派俳優が結集しています。

『ヴィレッジ』は、『新聞記者』(19年)、『ヤクザと家族 The Family』(21年)、『空白』(21年)などの話題作を手掛けてきたスターサンズの河村光庸プロデューサーの遺作。

以下、コメントが到着しています。

横浜流星(片山優 役)
京都で1ヶ月オールロケをしたことにより、作品に集中して優として生き、すごく良い環境の中で撮影できました。何度も何度も書き直して、愛のある最高な脚本を作り上げてくれた監督には感謝しています。実際に完成された脚本を見たときに、村社会というものに共感しやすくするために現代社会に置き換えていたり、その中で能や環境問題だったり、その要素が入ることによって今までに見たこともない挑戦的で考えさせられる人間ドラマになっていると感じ、自分自身も今回この作品で能や環境問題に触れることができ、そして登場人物の言葉などにとても考えさせられました。能は伝統芸能であり、自分の内面と向き合い自分なりに受け止めるそうです。解釈に正解、不正解は無くそれぞれの答えが出るものです。今回の作品はまさにそうで、皆さんがどう感じるのか楽しみですし、何か心に感じたことを大事にしてほしいです。監督と出会って7年。お互い切磋琢磨して、少しずつ力をつけて、このタイミングで今回主演を務めさせて頂き、素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と作品作りができ、得るものがたくさんあり、宝物のような時間を過ごせました。お楽しみに!

黒木華(中井美咲 役)
『余命10年』の撮影で初めて藤井監督にお会いしてから、また是非ご一緒したいと願っていたので、こんなにすぐにお声がけいただき、とても嬉しかったです。初めて脚本を読んだときは、横浜さんが演じる優君の寂しさや孤独感、私が演じた美咲の孤独感に惹かれましたが、能という日本の伝統芸能を映画にするということに新しさと面白さも感じました。初共演の横浜さんとも、藤井監督の演出のもとでお芝居のやり取りをより深くできたと思っているので、このような機会を与えてもらい光栄でした。今までに見たことがない映画になると感じていますし、自分自身も作品の完成が楽しみです。

古田新太(大橋修作 役)
藤井組は初めてで、最初のシーンで何回(カメラ)回すねんと思ってしまいました。藤井監督はすごく細かく、粘り強くて難しい要求もあったのですが、(応えることは)役者として楽しいことでもあるので。共演した横浜くん。あのテンションで、藤井監督のテイクについていけるのがすごいなと。いや本当素晴らしい役者でしたね。

中村獅童(大橋光吉 役)
現在もしかしたら見過ごしているかもしれない問題点、そういった裏メッセージをこの作品から自分自身感じるものがあったので、やりがいのある作品だなと思いました。横浜さん、黒木さんとの共演は楽しかったです。黒木さんは何年も前から拝見させていただいていた女優さんなので非常に楽しみでしたし、流星くん演じた優という人をいとおしくなるというか、彼自身本当そういう魅力があるので楽しかったです。今回は本当に監督に質問することが多かったです。やりがいのある役と同時に難しくもあったので、監督のおっしゃるイメージに近づけるように、素直にやらせていただきました。これだけ能のことが描かれている映画も珍しいと思いますし、現代社会における何かメッセージもありますので、僕自身もこの映画の出来上がりを楽しみにしていますし、この映画が持っているストーリー性というのを素直に受け取っていただけたら嬉しいなと思っています。

一ノ瀬ワタル(大橋透 役)
実際にこういうダークな村ってあるんじゃないかな?って思うぐらい面白い脚本でしたし、撮影もすごく楽しく過ごせました。横浜さんは空手の世界チャンピオンで、僕も格闘技をやっていたことがあるので、アクションシーンの撮影はすごく印象に残っています。横浜さんも現場で「何も遠慮せずに来てください」と全部を受け止めてくれ、すごくやりやすかったです。藤井監督は本当に丁寧な演出をされる方だし、役者の心情に寄り添って一緒に考えてくれる、本当に素敵な監督でした。歴史に残る金字塔を打ち立てるものすごい映画になるんじゃないかなって、今から楽しみです。

奥平大兼(筧龍太 役)
流星さんとはこの作品のクランクイン前に1度だけお会いしたことはあったんですけど、お芝居を直接見たことがなくて、今回実際にお芝居を一緒にやって、改めてすごい先輩だなと感じました。すごくかっこいいし優しかったし、駄目なとこないじゃんと、これはちょっと惚れちゃうと思いました。藤井監督は、全て答えを持っていて、すごく心強かったし、だからこそ藤井監督からこういう風にしてみてと言われたら素直に納得できました。自分が疑問に思うようなことが1回もこの現場でなくて、今までにないような感覚でした。先輩の流星さんや沢山の役者さんたちがどういうお芝居をしてるのか、藤井監督が映画としてどういう風に成り立たせるのかなっていうのは、今までとは違う気になり方をするような現場だったので、この映画がどういう風に出来上がるのか楽しみです。

作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)(中井恵一 役)
監督がきちんと言葉にして伝えてくださる方だったので、なるべく応えられるよう努力しました。すごい俳優さんたちに囲まれて、すごいスタッフさんたちに囲まれてやってるんだなと、緊張しましたが、ありがたい体験をさせて頂きました。映像とか綺麗すぎて、これ全部繋がったらすごいだろうなと思いましたし、すごい作品に出演しているなって思いながら撮影していたので公開が楽しみです。

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『ヴィレッジ』

夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す──。

出演/横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太
監督・脚本/藤井道人
音楽/岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー/河村光庸 
制作プロダクション/スターサンズ
制作協力/Lat-Lon
製作幹事/KADOKAWA
製作/「ヴィレッジ」製作委員会

日本公開/2023年 全国公開
配給/KADOKAWA、スターサンズ
公式サイト
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会