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2022.10.12 8:00

『モリコーネ 映画が恋した音楽家』2023年1月13日公開決定!日本版本予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

唯一無二の旋律であらゆる映画に愛と命を吹き込んだイタリアの巨匠エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』の日本公開日が2023年1月13日(金)に決定し、日本版本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

「彼の音楽は革新的」「現代のベートーヴェンだ」──イーストウッド、タランティーノら名だたる監督や俳優がモリコーネへの惜しみない賛辞を述べるシーンから始まる予告編。ペンと五線譜のみで作曲する天才音楽家であり、映画音楽の巨匠として知られるモリコーネですが、「最初、映画音楽を作るのは屈辱だった」、「私の師は“映画音楽”をバカにしてた」と、映画音楽の芸術的価値が低かった当時の苦しい胸の内を正直に明かしています。

続いて、モリコーネが世界的に脚光を浴びるきっかけになった『荒野の用心棒』(64年)のイメージとして、レオーネ監督から黒澤明監督『用心棒』を見せてもらった時のこと、「逃して悔やむのはこの作品だけ」と未だ残念がるキューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(71年)とのすれ違い、『アンタッチャブル』(87年)で3度目のアカデミー賞にノミネートされたにも関わらず、『ラストエンペラー』(87年)の坂本龍一らに敗れ、意気消沈する様子など、“天才”と呼ばれた彼の人間味溢れた姿が、『ニュー・シネマ・パラダイス』(88年)をはじめ、彼が音で命を吹き込んだ傑作の名場面と最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏の模様とともに映し出されます。

映像では、『アンタッチャブル』のメインタイトルである“正義の力“、『ミッション』(86年)の“ガブリエルのオーボエ”、『続・夕陽のガンマン』(66年)の“ジ・エクスタシー・オブ・ゴールド”、そして『ウエスタン』(69年)の“ウエスタン”や『ニュー・シネマ・パラダイス』のメインタイトル“トトとアルフレッド”など珠玉の映画音楽の数々が流れ、波乱万丈ながらも映画音楽への尽きせぬ愛を語るモリコーネの言葉も印象的な予告編となっています。

本編登場作品(全51登場作品のうち一部)
『荒野の用心棒』(64年)
『革命前夜』(64年)
『夕陽のガンマン』(65年)
『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』(66年)
『ウエスタン』(68年)
『死刑台のメロディ』(71年)
『1900年』(76年)
『天国の日々』(78年)
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84年)
『ミッション』(86年)
『アンタッチャブル』(87年)
『ニュー・シネマ・パラダイス』(88年)
『Uターン』(97年)
『海の上のピアニスト』(98年)
『ヘイトフル・エイト』(15年)
など

出演著名人(一部)
クエンティン・タランティーノ
クリント・イーストウッド
ウォン・カーウァイ
オリバー・ストーン
ハンス・ジマー
ジョン・ウィリアムズ
ダリオ・アルジェント
テレンス・マリック
ブルース・スプリングスティーン
ベルナルド・ベルトルッチ
ジェイムズ・ヘットフィールド
クインシー・ジョーンズ
など

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『モリコーネ 映画が恋した音楽家』(原題:Ennio)

監督/ジュゼッペ・トルナトーレ
原題:Ennio/157分/イタリア/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松浦美奈/字幕監修:前島秀国
出演/エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノ ほか

日本公開/2023年1月13日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国順次ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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