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2022.10.11 12:00

ゴダール追悼上映第2弾『女は女である』『女と男のいる舗道』『パリところどころ』10月21日よりBunkamuraル・シネマにて上映決定!

  • Fan's Voice Staff

Bunkamuraル・シネマで開催中のジャン=リュック・ゴダール監督の追悼上映の第2弾として、『女は女である』『女と男のいる舗道』『パリところどころ』の3作品が10月21日より順次上映されることが決定し、メインビジュアルが解禁されました。

『女は女である』は、ゴダールが本作撮影後に結婚するアンナ・カリーナをヒロインに迎え、パリのサン=ドニ街を舞台に、鮮やかな色彩とミシェル・ルグランの音楽で男女の恋のもつれを映したゴダール唯一のミュージカルコメディ。男女三人の恋物語を軽やかに描いた人気作です。

『女は女である』

主演に再びアンナ・カリーナを迎えた『女と男のいる舗道』は、モノクロ、スタンダード・サイズの画面に、前作と打って変わってドライなタッチでひとりの女性の愛と生を12章立てで描いた、ヌーヴェル・ヴァーグの神話的傑作。世界中のアーティストに影響を与え、スーザン・ソンタグは「私の知る限り、もっとも非凡で、美しく、独創的なアート作品のひとつ」と評しました。

『女と男のいる舗道』

『パリところどころ』は、ゴダール、ロメール、シャブロルをはじめとしたヌーヴェル・ヴァーグを代表する6人の監督が、パリの6つの地区を舞台に「リアルなパリ」を映した短編オムニバス映画です。

9月13日(火)に91年の生涯を閉じたジャン=リュック・ゴダール監督。9月30日より開催中の追悼上映第1弾では、『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』の2作品が上映中です。

ジャン=リュック・ゴダール監督追悼上映
『女は女である』『女と男のいる舗道』『パリところどころ』
日程:2022年10月21日(金)より順次特別上映
会場:Bunkamuraル・シネマ 〒150-8507東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura 6F
料金:一般1,500円、学生・シニア1,200円、小・中・高校生、障がい者手帳をお持ちの方1,000円 (税込)
配給:ザジフィルムズ
※上映スケジュールは後日Bunkamuraル・シネマHPにて発表

『女は女である』

キャバレーの踊り子アンジェラは、今すぐにでも子どもが欲しいと思っている。しかし恋人のエミールはそんな彼女に戸惑いを隠せない。そんな最中、アンジェラに想いを寄せていた青年アルフレッドが現れる。

監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール 
音楽:ミシェル・ルグラン 撮影:ラウル・クタール 
製作:ジョルジュ・ド・ボールガール、カルロ・ポンティ
出演:アンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド、ジャン=クロード・ブリアリ
1961年/フランス=イタリア/84分/カラー/モノラル/シネスコ
©1961 STUDIOCANAL-Euro International Films, S.p.A.

『女と男のいる舗道』 4Kデジタル・リマスター版

パリのあるカフェで、ナナは夫と人生を語りあった末に別れることに。家賃も払えないほどの生活に陥ったナナは街で男を誘い売春をするようになる。やがてナナは、見知らぬ男たちと関係を持つのに無感覚になっていく。

監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
音楽:ミシェル・ルグラン 撮影:ラウル・クタール 
製作:ピエール・ブロンベルジェ
出演:アンナ・カリーナ、サディー・レボー、アンドレ・ラバルト
1962年/フランス/84分/モノクロ/モノラル/スタンダード
©1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris

『パリところどころ』

映画史上に残る傑作と評されるジャン・ルーシュ『北駅』、街での偶然の出会いを描いたエリック・ロメール『エトワール広場』をはじめ、リアルなパリの街を舞台に、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する製作者たちの真骨頂が遺憾なく発揮された短編オムニバス映画。ゴダールの『モンパルナスとルヴァロワ』は、二通のラブレターを巡り主人公モニカがパリの街を奔走するチャーミングな作品で、60年代ゴダールの魅力が詰まった鮮やかな短編。

第1話『サン=ドニ街』
監督:ジャン=ダニエル・ポレ
撮影:アラン・ルヴァン
出演:ミシュリーヌ・ダックス、クロード・メルキ

第2話『北駅』
監督:ジャン・ルーシュ
撮影:エチエンヌ・ベッケル
撮影助手:パトリス・ヴィエルス
録音:ベルナール・オルシヨン
出演:ナディーヌ・バロ、バルベ・シュレデール、ジル・ケアン

第3話『サン・ジェルマン=デ=プレ』
監督:ジャン・ドゥーシェ
撮影:ネストル・アルメンドロス
助監督・共同台本:ジョルジュ・ケレール
美術:アンドレ・ペロー
出演:バーバラ・ウィルキン、ジャン=フランソワ・シャペ、ジャン=ピエール・アンドレアニ

第4話『エトワール広場』
監督:エリック・ロメール
撮影:アラン・ルヴァン、撮影、引き継ぎ:ネストル・アルメンドロス
出演:ジャン=マルク・ルジエール、マルセル・ガロン

第5話『モンパルナスとルヴァロワ』
監督:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:アルバート・メイスルズ
録音:ルネ・レヴェール
出演:ジョアンナ・シムカス、フィリップ・イキリ、セルジュ・ダヴリ

第6話『ラ・ミュエット』
監督:クロード・シャブロル
撮影:ジャン・ラビエ
美術・記録:エリアーヌ・ボノ
出演:ステファーヌ・オードラン、ジル・シュソー、クロード・シャブロル

製作:バルベ・シュレデール
製作補:パトリック・ボーショー
編集:ジャクリーヌ・レイナル
助監督:パスカル・オビエ、ピエール=リシャール・ブレ、ピエール・コトレル、アルフレッド・ド・グラフ、ステファーヌ・チャルガッジェフ、ジョゼ・バレラ
共同製作:レ・フィルム・デュ・シプレ
1965年/フランス/97分/カラー/モノラル/スタンダード
©LES FILMS DU LOSANGE 1965