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2022.10.11 11:00

『アフター・ヤン』コゴナダ監督のインタビュー映像&3DCG設定画4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

A24新作『アフター・ヤン』のコゴナダ監督のインタビュー映像と、劇中に登場する家の3DCG設定画4点が解禁されました。

遠くない未来、ある一家のもとで暮らしていたAIロボットが故障で動かなくなり、残された記録映像を手がかりにそのミステリアスな過去をたどっていく物語。

前作『コロンバス』が世界中で話題となった映像作家のコゴナダ監督は、小津安二郎監督の信奉者としても知られる韓国系アメリカ人。気鋭スタジオA24とタッグを組み、派手な視覚効果やスペクタクルに一切頼ることなく、唯一無二の未来的な世界観を本作で作り上げました。

インタビュー映像では、原作との出会いや、自身が望む社会の方向性などを語っているほか、前作から続投するヘイリー・ルー・リチャードソンを「最高の仕事仲間だし大いに貢献してくれた。あの映画(『コロンバス』)が成功したのは彼女がいたから。彼女の存在感と演技のおかげだよ」と絶賛。

さらに「映画において空間は常に重要だし、重視すべき」という監督は、本作の大半の舞台となるフレミング家の暮らす家に「ストーリーを語らせたかった」と熱弁。特徴的な空間に仕上げるべく選んだのは、20世紀半ばの有名なモダン住宅の開発業者「アイクラー・ホーム」の家。東海岸に残る1軒を実際に改装し、本作の世界観へ落とし込みました。

到着した3DCG設定画では、そんな監督のこだわりが詰まったフレミング家のセットが確認できます。


© production design by Alexandra Schaller, renderings by John Lopez

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『アフター・ヤン』(原題:After Yang)

“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。

監督・脚本・編集/コゴナダ
原作/アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集「Children of the New World」所収)
撮影監督/ベンジャミン・ローブ
音楽/Aska Matsumiya
オリジナル・テーマ/坂本龍一
フィーチャリング・ソング/「グライド」Performed by Mitski、Written by 小林武史
出演/コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
2021年/アメリカ/英語/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/96分/字幕翻訳:稲田嵯裕里/映倫:G

日本公開/2022年10月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほかロードショー
配給/キノフィルムズ
提供/木下グループ
公式サイト
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