News

2022.10.05 8:00

『ファイブ・デビルズ』日本版本予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

フランスの新鋭レア・ミシウスによるタイムリープスリラー『ファイブ・デビルズ』の日本版本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

予告編では、ファイブ・デビルズという閉鎖的な小さな村を映し出す美しい映像とは対照的な不穏な音楽が流れる中、特殊な嗅覚をもつ少女とその家族のもとに、音信不通になっていた父の妹が訪れます。歓迎されない妹の正体を探るべく、少女が香りを嗅いでタイムリープしたのは、母と叔母の10年前の封じられた記憶。予告編は不可思議な映像が息つく暇もなく畳みかけ、「秘密の記憶が明かす衝撃の真実」という言葉で締め括られています。

全編35mmフィルムで撮影された本作を切り取ったポスタービジュアルでは、若かりし頃の母ジョアンヌ(アデル・エグザルコプロス)の儚くも情熱的な力強い記憶の一部が活写されています。

監督・脚本を務めたレア・ミシウスは、ジャック・オディアールの『パリ13区』などフランスの巨匠監督たちの共同脚本を手掛け、セリーヌ・シアマ、ジュリア・デュクルノーに続く才能として注目を集める新鋭。ジャンルが多岐にわたるこの物語が生まれたきっかけについて「脚本は、モザイクのかかった匂いに取り憑かれた女の子のアイデアから組み立てました。それは私の個人的な興味に起因しています。私は幼い頃から、香りを嗅ぎ分け、再現する訓練をしていました。しかし、それは香水業界に入りたいからではなく、もっと素朴なもの、もっと純粋に産業とは関係ない感覚的なものを探していたのです」と語っています。

『ファイブ・デビルズ』は第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、クィア・パルム賞にノミネートされました。

==

『ファイブ・デビルズ』(原題:Les cinq diables)

監督/レア・ミシウス
脚本/レア・ミシウス、ポール・ギローム  
出演/アデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベング、ダフネ・パタキア、パトリック・ブシテー
2021/フランス/仏語/96分/カラー/シネスコ/5.1ch/英題:The Five Devils/日本語字幕:横井和子 

日本公開/2022年11月18日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
配給/ロングライド
公式サイト
©2021 F Comme Film – Trois Brigands Productions – Le Pacte – Wild Bunch International – Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma – Division