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2022.09.15 6:00

『ミセス・ハリス、パリへ行く』日本版予告編&ポスタービジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

夫に先立たれた家政婦がディオールのドレスに魅せられてパリへと渡る『ミセス・ハリス、パリへ行く』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

舞台は1950年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦のハリスはある日、働き先で1枚の美しいドレスに出会います。それは、今まで聞いたこともなかった、クリスチャンディオールのドレス。予告編では、仕事中に運命のドレスに出会う夢の始まりのシーンから、パリへ渡ったあともドレスのために奔走するハリスのまっすぐな姿が描かれています。パリで出会うディオールの敏腕支配人マダム・コルベール(イザベル・ユペール)と対立しながらも、夢を諦めない彼女の姿に、人々の心が動かされていき──。

主演は『ファントム・スレッド』(17年)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたイギリスの名優レスリー・マンヴィル。ディオールで働くマネージャー役にはフランスが誇るイザベル・ユペール。英仏二人のベテランが共演する中、セザール賞の常連ランベール・ウィルソンや「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのジェイソン・アイザックスら実力派に加え、『エミリー、パリへ行く』で一躍人気が出たリュカ・ブラヴォー、『シスター戦士』で主演を務めたアルバ・バチスタなど、多彩な俳優陣が顔をそろえました。

原作は、「ポセイドン・アドベンチャー」など数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコの原作「ハリスおばさんパリへ行く」。監督のアンソニー・ファビアンはプロデューサーも務め、ドレスに恋をする女性のトキメキをファンタジックに描き出しました。

本作を語る上で最も重要なドレスの数々をデザインしたのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15年)、『クルエラ』(21年)などで3度のアカデミー賞に輝くジェニー・ビーヴァン。1950年代のパリを舞台に、当時女性の服に革命を起こしたといわれるクリスチャン・ディオールが手がけたデザインを克明に再現しました。

以下、予告編のナレーションを担当した大竹しのぶよりコメントが到着しています。

大竹しのぶ
20代のころ、山田洋次監督に薦められて原作本の「ハリスおばさんパリへ行く」を読みました。とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました。慎ましく、ささやかな喜びで生きていた女性がクリスチャンディオールのドレスに出会ったことで、外の世界に飛び出してゆく姿が大胆でもありチャーミングで。そして周りの人達も優しいんです。本当に胸がキュンとします。正直に、一生懸命に生きていれば神様は見ていてくださるんだ、という優しく爽やかな気持ちになる映画です。

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『ミセス・ハリス、パリへ行く』(原題:Mrs. Harris Goes to Paris)

監督・脚本/アンソニー・ファビアン
キャスト/レスリー・マンヴィル、イザベル・ユペール、ジェイソン・アイザックス、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、ローズ・ウィリアムズ
製作/グザヴィエ・マーチャンド、ギョーム・バンスキー、アンソニー・ファビアン
字幕翻訳:栗原とみ子/字幕監修:渡辺三津子

日本公開/2022年11月18日(金)、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
配給/パルコ ユニバーサル映画
©2022 Focus Features LLC