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2022.09.12 9:00

第35回東京国際映画祭オープニング作品は『ラーゲリより愛を込めて』!クロージングには『生きる LIVING』

  • Fan's Voice Staff

10月24日(月)に開幕する第35回東京国際映画祭のオープニング作品に『ラーゲリより愛を込めて』、クロージング作品に『生きる LIVING』が決定しました。

『ラーゲリより愛を込めて』

二宮和也主演の『ラーゲリより愛を込めて』(瀬々敬久監督)は、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を題材にした愛の実話。第二次大戦後、極寒のシベリアで強制労働を強いられ過酷な日々を過ごす中、日本にいる妻と約束した帰国(ダモイ)を誰よりも強く信じ、多くの捕虜たちを励まし続け、その心に希望の火を灯した感動作が、ワールドプレミアされます。

『生きる LIVING』

クロージング作品には、黒澤明の名作『生きる』(52年)をノーベル賞作家のカズオ・イシグロによる脚本によって現代に蘇らせたビル・ナイ主演『生きる LIVING』(オリヴァー・ハーマナス監督)。これまでサンダンス、ベネチア、サン・セバスティアン、トロントといった世界の錚々たる映画祭で上映されている注目作です。

以下、市山尚三プログラミング・ディレクターよりコメントが到着しています。

『ラーゲリより愛を込めて』:
通常の日本映画のスケール感を越えた作りとそれに見合う深い感動の物語が本当に素晴らしく、ワールドプレミアとしてオープニングを飾って頂けることを非常に嬉しく思います。

『生きる LIVING』:
日本が誇る黒澤明の名作がイギリスで格調高くリメイクされ、原作の持つ感動が鮮やかに蘇りました。本作が映画の生まれた地の映画祭の終幕を飾って頂けることを誇りに思います。

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『ラーゲリより愛を込めて』

第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみで重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男(二宮和也)は生きる希望を捨てず、帰国(ダモイ)を信じて周囲の人々を励まし続ける。仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。そして自身も日本にいる妻・モジミ(北川景子)と子どもたちと過ごす日々を強く信じていたが、山本の体は病魔に侵されていた…。彼を慕うラーゲリの仲間たちは、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは──。

監督/瀬々敬久
出演/二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕 ほか

日本公開/2022年12月9日公開/日本
配給/東宝
©️2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会
©️1989 清水香子

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『生きる LIVING』(原題:Living)

監督/オリヴァー・ハーマナス
脚本/カズオ・イシグロ
出演/ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク
イギリス

日本公開/2023年春
配給/東宝
©️Number 9 Films Living Limited

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第35回東京国際映画祭

開催期間:2022年10月24日(月)~11月2日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアの各映画館やホールなど
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト