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2022.09.06 11:00

『ドント・ウォーリー・ダーリン』ワールドプレミア開催!フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズらがレッドカーペットに登場!

  • Fan's Voice Staff

第79回ベネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に選出されたオリヴィア・ワイルド監督最新作『ドント・ウォーリー・ダーリン』のワールドプレミアがイタリア現地時間9月5日(月)に開催され、フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、クリス・パインら豪華キャストとオリヴィア・ワイルド監督がレッドカーペットに登場しました。

『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、完璧な生活が保証された街で不自由なく暮らすアリス(フローレンス・ピュー)の身に起きる“不気味な現象”を描いたユートピアスリラー。

主人公・アリスを演じたフローレンス・ピューはブラックのシックなドレスに身を包み、アリスの夫・ジャックを演じたハリー・スタイルズはブルーのスーツで登場。会場に駆けつけた大勢のファンからフローレンスコールとハリーコールが巻き起こる中、ファンサービスに応えました。

前作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が絶賛されたオリヴィア・ワイルド監督の長編第2作ということもあり、上映会場は超満員に。上映後は約5分間のスタンディングオベーションとなり、「オリヴィア・ワイルドの監督作で最も野心的な映画」、「大胆で、ひねくれた、視覚的に見事な心理スリラー」、「フローレンス・ピューの傑出した演技と並外れた職人技のすべてが完璧に表現されている」といったコメントが相次ぎました。

作品の上映に先立ち開催された公式会見には、オリヴィア・ワイルド監督、ハリー・スタイルズ、クリス・パイン、ジェンマ・チャンが出席。会見ではまず本作の世界観についての質問が飛び出し、ワイルド監督は前作からタッグを組む脚本家のケイティ・シルバーマンと一緒に組み立てたと話しながら、「ノスタルジアへの危険性に触れている作品。この映画は全てメタファーとして描いていて、美しくも邪悪であるという両輪がこの街には存在し、意図的にそういう街にしています。女性たちに対するメッセージも含めており、自分自身を自分でコントロールできるかについて言及したくて、その想いが大きなモチベーションにも繋がって作品を作っていきました」と本作の着想のきっかけをコメント。

Foto ASAC / Andrea Avezz

出席が叶わなかった主演のフローレンス・ピューについてワイルド監督は、「フローレンスは本当に力強い、素晴らしい女優。今夜、彼女の素晴らしい演技を祝福できることが本当に嬉しいです」と賛辞を送りました。

『ダンケルク』以来の本格的な俳優業に挑んだハリー・スタイルズは、リアルでありながら、ファンタジーな世界の中での演技について、「自分が生きている世界から遠い世界で演じることができて、何も欠けていない完璧な世界で、カッコいい車に乗ったり、カッコいいものを持ったりするのとても楽しいことでした。それは側でしっかり細部まで作り込んでくれたので、最後までリアルな演技をすることができた。そういう意味ではお芝居をしている意識は無く、皆さんが作ってくれた世界に救われました」とコメント。さらに、音楽と俳優業の違いについての質問に対し、「いろんな意味で音楽と俳優業は対極にあります。音楽を作るのはパーソナルで個人的な作業に対し、芝居は自分ではない誰かを演じるので、違う角度から探究ができます。次に何が起きるかわからない、未知の楽しさがありますね」と、俳優という仕事に対する思いを語りました。

Foto ASAC / Andrea Avezz

さらにスタイルズは、「身の回りで支えてくれた人がたくさんいるおかげで、素の自分で活動ができていて、自分が表現したいことができています。すべては支えてくれたファンのおかげ。僕のようにありのままの自分で生きていける場所を皆さんに提供することで、ファンの方へ恩返しをしたい!」と長年支えてくれているファンへの感謝の言葉を紡ぎました。

アリスたちが住む完璧な街を仕切る謎多き人物・フランクを演じたクリス・パインは、自身の役について「フランクを演じるうえで意識したのは、言葉使い。指導者は言葉を武器にするので、オリヴィアやケイティと話し合いながら彼がどういう言葉を発するかを意識していました」とコメントを寄せました。

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『ドント・ウォーリー・ダーリン』(原題:Don’t Worry Darling)

完璧な生活が保証された街で、アリス(フローレンス・ピュー)は愛する夫ジャック(ハリー・スタイルズ)と平穏な日々を送っていた。そんなある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃する。それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始める──。

監督/オリヴィア・ワイルド
原案/キャリー・バン・ダイク&シェーン・バン・ダイク、ケイティ・シルバーマン
脚本/ケイティ・シルバーマン
出演/フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、オリヴィア・ワイルド、ジェンマ・チャン、キキ・レイン、ニック・ロール、クリス・パイン
US公開日/9月23日(金)
PG12

日本公開/2022年11月11日(金)
配給/ワーナー・ブラザース映画
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