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2022.07.23 13:00

『海上48hours -悪夢のバカンス-』制作陣が語るメイキング映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

春休み中の大学生5人組が海上のホホジロザメの巣窟で漂流する絶体絶望サバイバルスリラー『海上48hours -悪夢のバカンス-』のメイキング映像が解禁されました。

2020年10月から3週間かけて、マルタで撮影が行われた本作。プロデューサーを務めたアンドリュー・プレンダーガストは、サメ映画が好きであるという共通点を持っていた脚本ニック・ソルトリーズと、「全世界にアピールするような映画を作ろうということになった」と製作のきっかけを振り、「エキゾチックなロケーションを舞台に、非常に巧みに描き出されたキャラクターが登場するサメ映画を作れば、困難な今の時代に楽しい映画を提供できると思った。みんなが楽しみ、ワクワクするような映画になったらと思う」と振り返ります。

ソルトリーズは、「アンドリューとは、プロデューサーである共通の友人を通して知り合った。それで他の企画について話していたんだが、アンドリューと初めて会ったときに聞かれたことの一つが、『サメの映画を作ったことがあるのでは?』ということだった。確かに僕は、サメの映画を1本作ったことがあった。それを彼に見せたら、気に入ってくれたんだよ。そういった経緯で、一緒に脚本を書くことになった」と、本作への参加の経緯を語っています。

ジェームズ・ナン監督は、「パンデミックの制限下に予算内で何ができるか、脚本をさらに良くするにはどうしたらいいかを考えていった。また、演じるキャストも重要だ。あとは、信じさえすればうまくいく」と語り、「パンデミックはキャスティングの負担を増やした。多くの俳優がロックダウンされたロンドンからマルタの秋の太陽の下に逃げ出したいと思っていたようで、7分の尺のオーディション動画が約300本送られてきたんだ。そのおかげで、主役にふさわしい才能を見つける余地は十分にあった」などと、コロナ禍での制作の苦労を振り返りました。

本作を海上で身動きが取れないキャラクター達による“密室劇”だと考えていたというのは、撮影監督のベン・ムールデン。「基本的にこの映画は、密室劇なんだ。海の上の水上バイクが舞台で、登場人物は3、4人。僕たちは、事前にがっちりと決めておくのではなく、流れに従って臨機応変に行こうと決めていた」と言い、撮影にあたり、『ロスト・バケーション』や『ジョーズ』なども参考にしたとのこと。

気になるサメの造形を手掛けたのは、30年以上の間、映画やTV業界にサービスを提供する、世界的に認められたポスプロスタジオのリップシンクの視覚効果部。視覚効果部コンサルタントを務めたポール・ドチャーティは「『ジョーズ』から『コン・ティキ』に至るまで、これまで作られた、あらゆるシャークムービーを観たし、『トゥームレイダー2』のサメをパンチするシーンまで観ている。どんな方法で彼らを恐ろしい脅威に見せているか研究する為にね。視覚効果は常に進化の過程にあるプロセスで、これまでに達成されたことの上に工夫を重ねて、更に良いものを作っていく。そして、コンピューターの低価格化が、よりワクワクするトリックを可能にしてくれたんだ」と自信を見せてます。

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『海上48hours -悪夢のバカンス-』(原題:Shark Bait)

アメリカの大学生が最も羽目を外す春休み。メキシコのビーチでテキーラを浴びて馬鹿騒ぎをする男女5人組は桟橋に停められていた2台の水上バイクを盗み出し、沖へ出る。やがて、チキンレースに発展し、正面衝突してしまう。1台は大破し、もう1台はエンジントラブルで身動きが取れない。しかも、仲間のひとりが足に大けがを負ってしまい、助けを呼ぼうにも携帯の電波は届かない中、浮気騒動までも発覚。そして、壊れたバイクで大海原を漂うパニック状態の彼らをさらなる危機が襲う。なんとそこは、凶暴なホホジロザメの巣窟だったのだ──。『海底47m』の製作陣が、新たな海の恐怖を突き付ける、絶体絶望サバイバルスリラー!

監督/ジェームズ・ナン
出演/ホリー・アール、ジャック・トゥルーマン、キャサリン・ハネイ、マラキ・プラー=ラッチマン、トーマス・フリン
2022年/イギリス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/85分/字幕翻訳:牧野琴子

日本公開/2022年7月22日(金) 新宿バルト9 他 全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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