『靴ひものロンド』日本版予告編が解禁!
- Fan's Voice Staff
第77回ベネチア国際映画祭のオープニングを飾り、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主要3部門にノミネートされた『靴ひものロンド』の日本オリジナル予告編が解禁されました。
舞台は1980年初頭ナポリ。家族揃って出かけ、食卓を囲み、テレビを観て一日を終える──そんな4人家族の平穏な暮らしは、夫・アルドの「女性と関係をもった」という告白で終わりを告げました。予想だにしなかった愛する人の言葉と態度に、強烈な一撃をくらわせてアルドを家から追い出した妻・ヴァンダ。その日を境に、家族の生活は一変します。物語は、1980年代と現代、2つの時代を織り交ぜて物語は進み、そして30年後、夫婦は夏のバカンスへ。留守中に荒らされた家、飼い猫の失踪──突如起きた不穏な出来事をきっかけに夫婦、親子、それぞれが胸にしまっていた秘密と嘘が溢れ出し……。
監督は、イタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティ。「ニューヨーク・タイムズ」2017年〈注目の本〉に選出され、全米で絶賛された小説を原作に、かつてない衝動と、軽やかで強烈な余韻がめぐる家族映画の新たな名作を完成させました。
イタリア映画界の実力派が集結したキャストには、唯一無二の存在感を放つ『幸福なラザロ』『おとなの事情』のアルバ・ロルヴァケルと、巨匠マルコ・ベロッキオから俊英の若手監督までを虜にする実力派ルイジ・ロ・カーショが、若かりし日の妻ヴァンダ役と夫アルド役をそれぞれ演じ、熟練の名優ラウラ・モランテとシルヴィオ・オルランドが、老年期の二人を演じています。
公開に先立ち、作家の角田光代氏は「愛も自由も、こんなにおそろしいしっぺ返しとなって戻ってくる。夫婦の、家族の、いや、人間というものの底知れなさを思い知る」とコメントを寄せています。
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『靴ひものロンド』(英題:The Ties)
監督・脚本・編集/ダニエーレ・ルケッティ
原作/ドメニコ・スタルノーネ「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス)
脚本/ドメニコ・スタルノーネ、フランチェスコ・ピッコロ
出演/アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド
2020年/イタリア/イタリア語/100分/カラー/シネマスコープ/原題:Lacci/字幕:関口英子
日本公開/2022年9月9日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給/樂舎
後援/イタリア大使館
特別協力/イタリア文化会館
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