『わたしは最悪。』ストーリー仕立てのビジュアルポスター6種&イラストポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
第94回アカデミー賞脚本賞&国際長編映画賞にノミネートされたヨアキム・トリアー監督作『わたしは最悪。』の特別ビジュアルポスター6種と、グラフィックデザイナー・AICON によるイラストコラボポスターが解禁されました。
自身の様々な感情に翻弄されていく主人公・ユリヤの表情を中心にデザインされた計6種のビジュアルは、本作を読み解くためのキーワード「LOVE」「OBSESSION」「CONFUSION」「MAGIC HOUR」「DELIGHT」「CHOICE」をテーマに、フォントを始め、レイアウト、個々のスチールの印象が全く異なるにも関わらず、ユリヤの心情の変化を一連のストーリーのように訴えかけています。
デザインを手掛けたのは、ファッション、広告、グラフィックを始め、ロングヒットとなった映画『花束みたいな恋をした』や、『mid90s』『ライトハウス』などのA24作品、ほか数多くの話題作を担当する気鋭のアートディレクター・石井勇一。
さらに、思い悩むユリヤの内面と表情を、独特のウェーブのラインで繊細に表現したイラストビジュアルは、国内外での展示をはじめ、アパレルブランドとのコラボレーションなど幅広く活動するグラフィックデザイナーのAICONによるもの。石井勇一がロゴなどを加え、ポスターに仕上げました。
以下、コメントが到着しています。
石井勇一(アートディレクター)
これからの時代における本来の自分らしさ。
気が付けば自己を見失い周りの人の為に生きてしまっていたなんて良く聞く話。そんなこととは無縁な等身大の彼女によるとてつもなくリアルで生々しく、決して他人事ではない解像度で魅せてくれる自分らしさとは。観るまでは、まさかこんな気持ちになるとは思いもしなかった、まさに最悪で最高なギフト映画。
ビジュアル含めて宣材物として特に意識したのは、とにかくリアルで等身大な彼女自身をそのまま打ち出すということ。いわゆる決められた構図の決められた表情ではなく、不安の中にあるひたむきに真っ直ぐを見つめる視線。普段、私たちが何気なくしているリアルな自分の表情こその人生が詰まっている美しさです。
ああは人に言ってしまったけど、色々と思い付きでファッションや興味も心変わりしてしまう様に、ビジュアルパターンのロゴ表情も敢えて全く変えています。紙面としては、タイトルロゴとしての機能性もさることながら、全体の顔を文字で隠して覆うことによる彼女自身への鬱屈感や苦しさ、また自分自身が決して何者でもないといった匿名性を持たせる為のダブルミーニングとしてデザインしています。
劇場パンフレットも同様のコンセプトから、派生した全く視点を変えた仕様の装丁になっていますので、お楽しみにです!
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『わたしは最悪。』(原題:The Worst Person in the World)
監督/ヨアキム・トリアー
脚本/ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演/レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ハーバート・ノードラム
2021 /ノルウェー、フランス、スウェーデン、デンマーク/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/128分/字幕翻訳:吉川美奈子/R15+
日本公開/2022年7月1日(金)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー
配給/ギャガ
後援/ノルウェー大使館
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