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2022.05.30 12:00

ロシア政府の暗部に切り込む『ナワリヌイ』新場面写真5点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

プーチン政権を真っ向から批判する“反体制のカリスマ”の緊迫のドキュメンタリー『ナワリヌイ』の新場面写真5点が解禁されました。

打倒プーチン政権を掲げ活動を続けるロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイは、インターネットを巧みに利用するメディア戦略の名手。5月25日現在、SNSのフォロワーはInstagramが345.9万人、Twitterが296.1万人、そしてYouTubeチャンネルの登録者数は641万人に上り、本作で密着された、自らの暗殺未遂事件の真相を暴く独自調査の現場においても、調査チームのメンバーはスマホで彼を撮影し、SNSを最大の武器として「ナワリヌイの闘い」を全世界に発信しています。そしてナワリヌイは、彼を支持する市民とも積極的に写真に写り、身近な存在として彼らの政治参加を促すことで、反体制派の勢いと団結を強めてきました。

今回解禁された場面写真は、まさに‟反体制のカリスマ”として支持を集め、全世界からの注目と自由への期待を背負ってロシア政府に立ち向かう、ナワリヌイと調査チームの姿が切り取られています。ナワリヌイと妻ユリヤが抱きしめ合う姿から、共に危険を乗り越えようとする強い絆を感じさせる1枚も。彼らの顔を覆うマスクからも、この作品が緊急性をもって製作されたものであり、これはコロナ禍の最中に起こった現実なのだということが伝わってきます。

もともと飛行機で毒を盛られ瀕死の状態に陥った彼でしたが、奇跡的に回復を遂げ、政府に狙われていると知りながらも再び飛行機でモスクワへ戻ってきます。場面写真では、多くの乗客たちが彼の回復を祝い拍手で迎え入れ、多数のカメラを向けるワンシーンも確認できます。

ダニエル・ロアー監督はナワリヌイについて、「彼には才能ある政治家に特有のエネルギーがあります」とその圧倒的なカリスマ性を語っており、「この部屋で一番重要な人物は自分であると感じさせる力が彼にはありました。私はすぐに彼の虜になり、『この男なら大統領になれるかもしれない』と思ったのです。しかし映画製作においては中立性を保たなければとハッとしました」と振り返り、「アレクセイはロシア反体制派の良心であると考えています。監獄の中にいてもなお、彼は反体制派のリーダーなのです。これほどまでに犠牲を捧げられる人間は、この地球上でもごくわずかでしょう」と語っています。

ナワリヌイは5月24日、法廷侮辱罪や詐欺罪などにより言い渡されていた刑の上訴が棄却され、禁錮9年が確定。そしてその法廷でプーチン大統領のウクライナ侵攻を「愚かな戦争」と痛烈に批判しました。危機的状況にいても決して屈しないナワリヌイは次に何を語るのか、目が離せない状況です。

さらに、本作の公開を記念して、書籍「ナワリヌイ プーチンがもっとも恐れる男の真実」(NHK出版)とのスペシャルタイアップが決定!

2021年11月にNHK出版より上梓された同書は、ナワリヌイについて詳細に掘り下げた日本では唯一の書籍。彼の生い立ちから政治活動まで、丹念な調査に基づき、ナワリヌイとはいったい何者なのか、そしてなぜこんなにも人気を集めるのか、非常に深い考察がなされています。ナワリヌイという人物の実像と、現代ロシア政界における彼の立ち位置などを知ることができる充実の内容で、本作をより愉しむための必読書です。

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『ナワリヌイ』(原題:Navalny)

2020年8月、シベリアからモスクワへ向かう飛行機が緊急着陸した。乗客の1人、プーチン政権への痛烈な批判で“反体制のカリスマ”として支持を集めるロシア人政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイが突然瀕死の状態に陥ったのだ。ナワリヌイはベルリンの病院に避難し奇跡的に一命を取り留めるが、何者かによって彼の飲み物にロシアの毒物“ノビチョク”が混入された毒殺未遂事件であったことが発覚する。プーチン大統領は即座に一切の関与を否定するが、ナワリヌイは自身の命を狙う者の正体を暴くべく、チームと命がけの調査を開始。緊迫の調査現場に極秘密着したカメラは、ナワリヌイが切り込む政府の強大な闇を映し出していく…。

製作/CNN Films、HBO Max
制作協力/Fishbowl Films、RaeFilm Studios、Cottage M
プロデューサー/オデッサ・レイ、ダイアン・ベッカー、メラニー・ミラー、シェーン・ボリス
製作総指揮/エイミー・エンテリス、コートニー・セクストン、マリア・ペヴチク
監督/ダニエル・ロアー
音楽/マリウス・デ・ヴリーズ
出演/アレクセイ・ナワリヌイ、ユリヤ・ナワリヌイ、マリア・ペヴチク、クリスト・グローゼフ、レオニード・ボルコフほか
2022年/アメリカ/ロシア語、英語/98分/日本語字幕:額賀深雪

日本公開/2022年6月17日(金) 新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかロードショー
配給/トランスフォーマー
公式サイト
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