パク・チャヌク監督新作『Decision to Leave』カンヌ監督賞受賞!2023年日本公開へ!
- Fan's Voice Staff
パク・チャヌク監督最新作『Decision to Leave』(英題)が、第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、2023年に日本公開されることが決定しました。
『Decision to Leave』は、ある殺人事件を追う刑事と、被害者の妻で第一容疑者でもある女性が対峙しながらも惹かれあっていくサスペンス。
現地時間23日に行われた公式上映には、パク・チャヌク監督のほか、刑事を演じたパク・ヘイル、彼が一目ぼれをしてしまう人妻を演じたタン・ウェイが登場。上映後には、観客たちから10分以上に渡るスタンディングオベーションが沸き起こり、3人が歓喜の笑顔で応える場面も。
海外メディアからは絶賛評が相次ぎ、「パク・チャヌク監督の最高傑作! 」(The Hollywood Reporter)、「今年一番ロマンチックな映画が、まさか刑事ものとは!」(IndieWire)、「ロマンチックで巧みに構成されたノワールサスペンスの見事な融合!」(Variety)、「観る人を虜にする!」(The Guardian)、「今年の、カンヌ映画祭コンペティション部門のレベルを一気に引き上げた」(ScreenDaily)と、有力メディアが監督の手腕をこぞって称えました。
パク・チャヌク監督がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に招待されたのは、第57回『オールド・ボーイ』(審査員特別グランプリ受賞)、第62回『渇き』(審査員賞受賞)、第69回『お嬢さん』に続き、4回目。韓国監督の中でホン・サンス監督と並び最多記録となります。また、韓国映画として監督賞を受賞したのは、イム・グォンテク監督『酔画仙』に続き2作目。
配給会社のCJ ENMによると、本作は既に192の国・地域での配給が決定しており、受賞を受けてさらに加速する見込み。日本では2023年に公開が予定されています。
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『Decision to Leave』(英題)
物語は山でアクシデントがあり、一人の年配の男が山の上から落ちて亡くなるところから始まる。現場に行ったヘジュン刑事(パク・ヘイル)は事故ではなく殺人ではないかと考えていた。へジュン刑事は捜査の一環で、死んだ男の妻ソレ(タン・ウェイ)と会うことになる。ソレは韓国に住む中国人で、死んだ男よりかなり若く美しい。高齢者向けの特別な病院で働いており、親切で、美しいがミステリアスな女性だった。へジュン刑事はソレに一目惚れをしてしまう。
へジュン刑事は男を殺したのはソレではないかと疑いを持つが、ソレには当日のアリバイがあった。そこで、へジュン刑事は捜査をしつつ、ソレを尾行したりと、ソレのことを監視し始める。事件の捜査の関係で何度か会うこともあり、ソレもヘジュン刑事が自分を見張っていること、そして自分に感情があることに気づきだす。そしてソレもヘジュン刑事に感情があることに気づく。へジュン刑事には仕事の関係で別の町に住んでいる関係良好な妻がおり、そして…。
監督/パク・チャヌク
脚本:パク・チャヌク、チョン・ソギョン
キャスト/パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ、パク・ヨンウ
日本公開/2023年公開
配給/ハピネットファントム・スタジオ
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