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2022.05.25 16:00

『プアン/友だちと呼ばせて』場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督とアジアの巨匠ウォン・カーウァイがタッグを組んだ『プアン/友だちと呼ばせて』の場面写真8点が解禁されました。

NYでバーを経営する青年ボス(左:トー・タナポップ)のもとに入った、バンコクで暮らす友人のウード(右:アイス・ナッタラット)からの数年ぶりの電話。ガンで余命宣告を受けたので帰ってきてほしいと言われ、バンコクに戻ったボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、二人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさまします。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだったのに、ウードがボスの過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明け──。

プーンピリヤ監督が脚本制作の段階でウォン・カーウァイに常に言われていたのが「自分らしくあれ、自身のストーリーを綴れ」ということ。そのため、音楽や衣装、旅をする車でさえ、全て監督が個人的に思い入れあるもので揃えられました。物語は、余命宣告を受けたウードが「もし、自分だったら──?」と念頭におき、そして、ボスがいることで、二人で人生のレッスンを学び、一人が生き残ることでこの学びを未来へと継承していくということをテーマに脚本づくりにとりかかりました。彼の元恋人たちのキャラクター設定やキャスティングは困難を極めましたが、自身の恋愛経験に基づいたイメージで選んでいったといいます。

解禁された場面写真は、車で元恋人たちのもとへ車を走らせるウードとボス、そして、元カノたちとの甘酸っぱい思い出がつまったアルバムのような写真の数々。監督が「タイという国の地域によって異なる美しさを映像に残したかった」と言う通り、写真にはいろいろな表情があり、アジアの青春映画を象徴するようなバイクの二人乗りや、ウォン・カーウァイ作品を彷彿とさせるネオンの下で唇を重ねそうな二人など、エモーショナルな雰囲気に溢れています。

『プアン/友だちと呼ばせて』はサンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞を受賞しました。

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『プアン/友だちと呼ばせて』(原題:One for the Road)

NYでバーを経営するボスのもとに、タイで暮らすウードから数年ぶりに電話が入る。白血病で余命宣告を受けたので、最期の頼みを聞いてほしいというのだ。タイに駆けつけたボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、二人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明ける──。

監督/バズ・プーンピリヤ
製作総指揮/ウォン・カーウァイ
脚本/バズ・プーンピリヤ、ノタポン・ブンプラコープ、ブァンソイ・アックソーンサワーン
出演/トー・タナポップ、アイス・ナッタラット、プローイ・ホーワン、ヌン・シラパン、ヴィオーレット・ウォーティア、オークベープ・チュティモン
タイ/2021年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/129分/字幕翻訳:アンゼたかし/監修:高杉美和

日本公開/2022年8月5日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイント他 全国順次公開
配給/ギャガ
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