「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」11月25日より開催決定！

フランス映画史上に燦然と輝くスター、ジェラール・フィリップの生誕100周年を記念した映画祭「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭 1922-2022」が11月25日（金）からヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国開催されることが決定しました。

1922年にフランス・カンヌで生まれ、1959年に36歳でこの世を去ったジェラール・フィリップ。フランス映画の正統派スターとして、スタンダール原作の文芸大作『パルムの僧院』（48年）や『赤と黒』（54年）、画家モディリアーニを演じた『モンパルナスの灯』（58年）など数多くの名作に出演。また舞台俳優としても世界的な人気を博し、今でもフランス人の心に生き続ける、高い人気を誇る名優です。

なお、5月17日（火）から開催中の第75回カンヌ国際映画祭では、ジェラール・フィリップの生誕100周年を祝福し、新作ドキュメンタリー映画『Gérard Philipe, le dernier hiver du Cid』がクラシック部門で現地時間20日（金）に上映されます。パトリック・ジュディ監督と、ジャーナリストで作家のジェローム・ガルサン、そしてジェラール・フィリップの愛娘アンヌ＝マリー・フィリップが登壇予定。

さらにカンヌでは、1952年に開催された第5回カンヌ国際映画祭で監督賞、ベルリン国際映画祭で銀熊賞 審査員グランプリを受賞したクリスチャン・ジャック監督作『花咲ける騎士道』（52年）の4K修復版も上映。ジェラール・フィリップが奔放なプレイボーイを演じ、運命の女性と栄光の名誉を勝ち取るために大活躍する冒険活劇です。

『モンパルナスの灯』で共演したアヌーク・エーメ（左）と、カンヌを歩くジェラール・フィリップ Photo by Walter Carone/Paris Match via Getty Images

日本では、映画祭に連動しジェラール・フィリップについての新刊本も中央公論新社から発売される予定。2012年の開催から実に10年ぶりとなる今回の映画祭はかつてなく盛大で、フィリップの美しさを再びスクリーンで味わえる、またとない貴重なチャンスとなります。

映画祭での上映作品は6月中に発表される予定。

昭和期の日本映画史を代表する女優・高峰秀子と写るジェラール・フィリップ

＝＝

ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭 1922-2022

2022年11月25日（金）ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給／セテラ・インターナショナル