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2022.05.03 12:00

『流浪の月』横浜流星の新場面写真2点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

凪良ゆうによる傑作小説を広瀬すずと松坂桃李のダブル主演で映画化した李相日監督作『流浪の月』に出演する横浜流星の新場面写真2点が解禁されました。

横浜流星が演じるのは、広瀬すず演じる“誘拐事件の元被害女児”・更紗の現在の恋人・亮。新たに到着した場面写真では、更紗の横で微笑む幸せそうな表情と、それとは対照的な病みやつれた表情が切り取られています。

亮は、“誘拐事件の元被害女児”という特殊な過去を抱える更紗を、守ろうとするがゆえにきつく束縛し、やがてその強すぎる愛情が支配、そして暴力へと変わっていく激しさと脆さをあわせ持つ強烈なキャラクターであり、これまでの横浜の硬派で正統、紳士的なパブリックイメージを覆す役どころ。また横浜は、原作が本屋大賞を受賞する前から「流浪の月」のファンだと公言しており、李相日監督が映画化権を取得したという噂を聞きつけると、なんとしてでもその世界観の一部になりたいと行動を起こし、李監督に直接会い、未決定だった亮役のオファーを受けたといいます。

オファーを受けて改めて原作を読み返し、「亮目線で読むとまた違う見方ができた」と振り返る横浜。「文目線で読んでいた時は『この男、なんなんだよ』と思っていましたが、亮目線で読むと亮にも悲しい過去があり、だからこそ更紗を精一杯に愛して守り抜きたいと思っている、共感できる人間らしい部分がありました」と、善悪では断罪できない生身の人間臭さを備えたキャラクターを受け止め、最後には「僕自身が誰よりも亮を愛した」と語っています。

自身を“人見知り”だという広瀬と“甘えることが苦手”だという横浜の初共演、しかも結婚を目前にした恋人同士という設定には、準備段階から高いハードルがあったといいます。クランクイン前のリハーサルで、いつまでも打ち解けない二人を見て、「李監督から『形は出来ているけど中身が見えない。まずは広瀬すずと横浜流星として二人の距離感を縮めた方がいいんじゃないか』という指摘があり、二人きりで話し合う時間を持ちました。クランクイン直前にロケ地の松本で二人で街巡りをして、蕎麦を食べたりゲームセンターに行ったりと、普通の人どうしが過ごすような日常を体験し、自然と亮と更紗になっていけたような気がします」と役作りの裏側を披露。

前半から後半にかけて感情も風貌も驚くほどに変化していく亮の撮影は、「順撮りで撮影したことで役の感情が作りやすく、贅沢な現場だと思いました。監督は役者を第一に考えてくれる人だと感じました。すごく幸せな環境の中でお芝居ができて感謝しています」と李組での撮影を振り返っています。

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『流浪の月』

原作/凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)
出演/広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子 ほか
監督・脚本/李相日
撮影監督/ホン・ギョンピョ
製作総指揮/宇野康秀
製作幹事/UNO-FILMS(製作第一弾)
共同製作/ギャガ、UNITED PRODUCTIONS

日本公開/2022年5月13日(金)全国ロードショー
配給/ギャガ
©2022「流浪の月」製作委員会