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2022.05.02 10:00

濱口竜介監督『偶然と想像』フランスで大ヒット!ポスタービジュアルが到着

  • Fan's Voice Staff

第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介監督『偶然と想像』が4月6日よりフランス全土で公開され、わずか3週間足らずで動員10万人を突破する大ヒットを記録!フランス版ポスタービジュアルが到着しました。

本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口監督初の短編集。濱口監督自身が『ハッピーアワー』等のプロデューサー高田聡とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作。脚本はすべて濱口監督自身が手掛け、撮影は3話ともに『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めています。

フランス版ポスターは白を基調とした日本版とは全く異なり、第2話「扉は開けたままで」の奈緒(森郁月)が中心に大きく描かれ、パープル一色で構成された鮮明で印象的なビジュアルとなっています。

なおフランスでは、濱口監督の『寝ても覚めても』(18年)が最終動員約10万人を記録しています。

日本国内では2021年12月17日(金)の公開から動員数は7万人を超え、現在も4ヶ月以上の大ヒットロングラン中。Bunkamuraル・シネマでの上映は5月5日(木)で終了しますが、他劇場での公開は続いており、今後の上映予定館は公式サイトを確認ください。

なお、韓国でも5月4日(水)より公開が決定。第1話に出演している玄理が韓国での本格的活動を目指し、今回の公開に合わせて訪韓が予定されています。

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『偶然と想像』

第1話『魔法(よりもっと不確か)』
撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。

第2話『扉は開けたままで』
作家で大学教授の瀬川(渋川清彦)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。

第3話『もう一度』
高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井青葉)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子とあや。20年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。

監督・脚本/濱口竜介
出演/(第一話)古川琴音、中島歩、玄理/(第二話)渋川清彦、森郁月、甲斐翔真/(第三話)占部房子、河井青葉
撮影/飯岡幸子
プロデューサー/高田聡
エグゼクティブプロデューサー/原田将、徳山勝巳
製作/NEOPA、fictive
2021年/121分/日本/カラー/1.85:1/5.1ch

日本公開/2021年12月17日(金)、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
配給/Incline LLP
配給協力/コピアポア・フィルム
©︎ 2021 NEOPA / Fictive