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2022.04.29 10:00

ヨアキム・トリアー監督『わたしは最悪。』日本版本予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第94回アカデミー賞脚本賞&国際長編映画賞にノミネートされたヨアキム・トリアー監督作『わたしは最悪。』の日本版本予告とポスターが解禁されました。

主人公のユリヤ(​​レナーテ・レインスヴェ)が新たな出会いに胸高鳴る様子から始まる予告編。芸術の都オスロを舞台に、今の彼の元で幸せと思いながら、小さな違和感に気付かないふりをして過ごしてきた自分にある時、「これは望んでいた自分?」と問いかけ新しい恋に向かって走り出す姿が、遊び心溢れる独創的な映像と、60~70年代に活躍したハリー・ニルソンによる楽曲「I Said Goodbye to Me」にのせて描かれています。

行動とは裏腹なところもありながらも常に本音なユリヤのセリフには、世界中から共感や絶賛の声が続々と上がっており、リチャード・カーティスやポール・トーマス・アンダーソンら名だたる名匠は、「完全なる傑作」「The Best Movie」と大興奮のコメントを寄せています。

監督は『母の残像』『テルマ』のヨアキム・トリアー。カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門と「ある視点」部門に本作を含めて3回選出されたノルウェー出身の名匠で、本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門審査員に抜擢されています。

ユリヤを演じるレナーテ・レインスヴェは、映画初主演ながらも子どもの無邪気さと愚かさ、大人のずるさと賢明さが混在する年代の感情の揺れ動きを、繊細かつ大胆な演技でグラデーション豊かに表現し、カンヌで女優賞を受賞しました。

アクセル役には、『パーソナル・ショッパー』『ベルイマン島にて』のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。レナーテを輝かせながらも、アクセルの視点から見れば、もう1本の作品が成立するほどの情感のこもった演技で魅了します。アイヴィンには、主にコメディ作品で高い人気を誇る、ノルウェーの俳優ハーバート・ノードラム。

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『わたしは最悪。』(原題:The Worst Person in the World)

学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルは、妻や母といったポジションをすすめてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが──。

監督/ヨアキム・トリアー
脚本/ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演/レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ハーバート・ノードラム
2021 /ノルウェー、フランス、スウェーデン、デンマーク/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/128分/字幕翻訳:吉川美奈子/R15+

日本公開/2022年7月1日(金)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー
配給/ギャガ
後援/ノルウェー大使館
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