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2022.04.27 9:00

巨匠ナンニ・モレッティ監督『3つの鍵』9月16日公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

世界三大映画祭を制する、イタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督最新作『3つの鍵』が9月16日(金)より全国公開されることが決定!日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

ローマの高級住宅地のアパートに暮らす3つの家族。ある夜の交通事故をきっかけに、扉の向こう側に隠された顔が露になり、それぞれの選択がもたらす運命の行方が描かれます。扉を固く閉ざしてしまった彼らの、未来への扉を開く鍵は何なのか?熟練の演出で観客を引き込む、緻密でスリリングな物語です。

イスラエルの作家エシュコル・ネヴォ「Three Floors Up」の原作舞台をローマに移し、3つの時間を軸に3つの物語を再構成。デビュー以来一貫してオリジナル作品を手掛けてきたモレッティ監督初の原作映画化です。「この作品は、同じ建物に暮らす3つの家族の物語です。登場人物たちは脆く、恐怖や強迫観念に駆られ、時に極端な行動をとってしまいます。選択と行動が、自分の人生や大切な人たちにどのように影響するかを描いています。私たちがいかに孤立した生活を送り、コミュニティから自分を疎外するようになってしまったのか──この映画は私たちを外の世界へと心を開くように誘っているのです」

キャストには、『夫婦の危機』からモレッティ作品の常連マルゲリータ・ブイ、『あしたのパスタはアルデンテ』のリッカルド・スカマルチョ、『幸福なラザロ』のアルバ・ロルヴァケルら、イタリア映画界を牽引する演技派俳優たちが名を連ね、リアリティを出すためと監督が語る抑制された演技で濃密な時間を生み出しました。

第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された本作。監督賞受賞の『親愛なる日記』、最高賞パルムドール受賞の『息子の部屋』に続き、7作連続でのコンペ選出となり、「ストーリーテリングの気迫と演出の巧みな技」と、円熟のモレッティ監督の新境地として称賛されました。

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『3つの鍵』(原題:Tre piani)

ローマ、高級住宅地の同じアパートに住む3つの家族。
顔見知り程度の隣人たちの扉の向こう側に隠された顔を誰も知らない。
ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアだった。同じ夜2階のモニカは陣痛が始まり、夫が長期出張中のためたった一人で病院に向かう。仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョとサラの夫婦は、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けた。後日、認知症の老夫と娘が行方不明になり、ルーチョは娘に何か起きたのではと疑念を持ち始める。

監督・脚本/ナンニ・モレッティ
原作/エシュコル・ネヴォ
出演/マルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルヴァケル、ナンニ・モレッティ
2021年/119分/イタリア・フランス映画/ 字幕:関口英子/英題:Three Floors

日本公開/2022年9月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、UPLINK吉祥寺ほか全国ロードショー
後援/イタリア大使館
特別協力/イタリア文化会館
配給/チャイルド・フィルム
公式サイト
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