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2022.04.20 11:00

『コーダ あいのうた』アカデミー賞受賞記念監督インタビュー映像が到着!

  • Fan's Voice Staff

家族の中で一人だけ耳が聞こえる高校生が、歌の才能に気づき、名門音楽大学への進学を目指す映画『コーダ あいのうた』のアカデミー賞受賞&大ヒットを受けて、シアン・へダー監督による受賞記念特別インタビュー動画が到着しました。

アカデミー賞受賞後、バックステージで「マーリー(・マトリン)は泣いていて」と明かすシアン・へダー監督。「マーリーが『35年前自分は(ろう者の俳優として初めて)アカデミー賞を受賞した。けれども、この長きに渡って私はこの業界で孤独だった。もう孤独じゃない』と言っていたんですよね。それを彼女が言った時に、彼女の通訳さんの声が震えて、泣き出してしまった」と振り返ります。

本作の受賞が「変化の表れになりうると、ムーブメントになりうると。宣言しているような、そんな瞬間だったと思います」「特にマーリーにとっては、非常に長い長い戦いで、ようやく勝ち得たものだったから」と、制作会社の反対を押し切り、耳が聞こえない役柄に実際に耳が聞こえない俳優をキャスティングした結果、トロイ・コッツァーにろう者の男性俳優として史上初のアカデミー賞助演男優賞をもたらしたこの作品の奇跡を振り返っています。

さらに、あのスピルバーグ監督から「ここ5年で観た映画の中で最も好きな一本」との祝福を受けたことも告白。社会派ドキュメンタリーで有名なマイケル・ムーア監督も本作の話だけをしたポッドキャストを公開したことを知り「『マイケル・ムーア?!』って思いました笑」と嬉しい驚きがあったこともを告げ、他にも名優ハビエル・バルデムや、第94回アカデミー賞で共に受賞した『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ら、あらゆるジャンルの名匠たちから本作に向けて愛あるサポートを受け取っており、「私の映画作りのヒーローたちが、この映画を観てどういうふうに思ったのか、ということを言ってくれるわけですよね。本当に信じられない状況です」と興奮気味に語りました。

映像の最後には日本の観客に向けたメッセージも寄せており、「本作は、家族についてのストーリーです。私たちはそれぞれ皆違うけれども、想像している以上に、私たちには共通するものがある、というメッセージが広がればと思います。日本の皆さんが本作を愛してくださっている事をとても嬉しく思いますし、日本で公開し、見て頂けることがとても嬉しいです」と締めくくっています。

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『コーダ あいのうた』(原題:CODA)

監督・脚本/シアン・ヘダー
出演/エミリア・ジョーンズ、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー
2021年/アメリカ/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/112分/字幕翻訳:古田由紀子/PG12

日本公開/2022年1月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー!
配給/ギャガ
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