News

2022.04.09 10:00

『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』本編冒頭シーン&新場面写真13点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

社会の障壁の中で、愛する人との自由な生活を取り戻すために闘う女性たちをサスペンスフルに描いた『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』の本編冒頭シーンと新場面写真13点が解禁されました。

舞台は南フランス・モンペリエ。映像は、1960年代のヒット曲「Chariot(愛のシャリオ)」にのせて、二人きりで幸せそうに踊るニナ(バルバラ・スコヴァ)とマドレーヌ(マルティーヌ・シュヴァリエ)の姿から幕をあけます。アパルトマン最上階のマドレーヌの部屋で眠るニナは、マドレーヌの口づけで目を覚ましますが、来客を知らせる呼び鈴が鳴ると、向いの自分の部屋へ戻っていくのでした。マドレーヌの夫の亡き後、アパルトマンを売ったお金で共にローマに移住することを夢見て計画を進めてきた二人でしたが、実現を目前に突然の悲劇が襲います──。

ニナ役には、『ハンナ・アーレント』(12年)のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役にはフランスの名門国立劇場コメディ・フランセーズの団員でもある大女優のマルティーヌ・シュヴァリエを迎え、独仏を代表する名優の共演が実現しました。

『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』は第93回アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト(フランス代表)に選出され、ゴールデン・グローブ賞非英語映画賞にノミネート。第46回セザール賞新人監督賞を受賞し、同年のリュミエール賞でも新人監督賞と最優秀女優賞(バルバラ・スコヴァ&マルティーヌ・シュヴァリエ)の3冠を果たしました。

==

『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』(原題:Deux)

南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる…。

監督/フィリッポ・メネゲッティ
脚本/フィリッポ・メネゲッティ、マリソン・ボヴォラスミ
共同脚本/フロランス・ヴィニョン
出演/バルバラ・スコヴァ、マルティーヌ・シュヴァリエ、レア・ドリュッケール、ミュリエル・ベナゼラフ、ジェローム・ヴァレンフラン
2019年/フランス=ルクセンブルク=ベルギー/フランス語/95分/カラー/2.39:1/5.1ch
字幕:齋藤敦子/英題:Two of Us

日本公開/2022年4月8日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給/ミモザフィルムズ 
後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日ルクセンブルク大公国大使館、ベルギー大使館
公式サイト
© PAPRIKA FILMS / TARANTULA / ARTÉMIS PRODUCTIONS – 2019