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2022.04.08 12:00

『ビリーバーズ』7月8日公開決定!本ポスター&主要キャストが解禁!

  • Fan's Voice Staff

漫画家・山本直樹が人間の欲望をあぶり出した問題作を城定秀夫監督が実写化した磯村勇斗主演『ビリーバーズ』の公開日が7月8日(金)に決定し、本ポスターと主要キャストが解禁されました。

とある孤島で生活をする二人の男と一人の女。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属している3人は、オペレーター、副議長、議長と互いに呼び合い、無人島での共同生活を送っていました。瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令”孤島のプログラム”を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を保つ日々。これらは俗世の汚れを浄化し、”安住の地”へ出発するための修行です。ところが、そんな日々のほんの僅かなほころびから、3人は徐々に互いの本能と欲望を暴き出していき──。

過激な内容のため山本直樹の数ある著書の中でも最も実現不可能と言われた原作ながら、愚かで愛おしい3人の男女を時にユーモラスに、時にそこはかとない寂しさを滲ませて映し出し、単なるカルト作にとどまらない濃密な人間ドラマが誕生しました。

映像化に挑んだのは、今までに100作以上の映像作品を手掛けてきた職人監督であり、熱烈なファンを持つ鬼才・城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には現在、絶賛公開中の瀬戸康史主演『愛なのに』と田中圭主演『女子高生に殺されたい』ほか多数の公開作を控える監督自身が、本作の映画化を熱望。長年ファンである山本直樹の世界観へ最大限のリスペクトを込めながらも、絡みつくような官能美に乾いたユーモアとバイオレンスを交え、唯一無二の映像世界を作り上げました。

ヒロインの副議長役には、映画・テレビドラマそしてバラエティなど、幅広い分野で活躍する22歳の新鋭・北村優衣。熾烈なオーディションを勝ち抜き選ばれたその存在感を遺憾なく発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく、『ビリーバーズ』の世界を描く上で必要不可欠な官能的なシーンに至るまで文字通り全身全霊で演じきっています。

もう1人のメンバーで、孤島のリーダーでもある議長に扮するのは、長らく日本映画に欠かせないバイプレーヤーとして名だたる監督たちの作品に出演してきた宇野祥平。2020年には『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した「怪優」が本作の狂気を体現しました。

主人公・オペレーター役には、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、本作が映画初主演となる磯村勇斗が既報の通り決定しています。

以下、コメントが到着しています。

北村優衣(副議長 役)
極限状態での人間の本質を描いたこの作品を、この役を、絶対にやりたいと思いました。人は弱く脆く欲深い。だから人は人を求めるし、そんな彼らの生き様が時に可笑しく、でも愛おしく、そして切ない。私にとっても挑戦となるこの作品を、城定監督をはじめ共演者とスタッフの方々に助けられながら、全身全霊で挑みました。今までにないこの『ビリーバーズ』の世界を早く皆さんに体感していただきたいです。

宇野祥平(議長 役)
山本直樹さんの『ビリーバーズ』を城定秀夫監督が映画化され、ファンとしてそれを観られる事に只々喜びました。磯村さん、北村さんは随分年下ですが、純粋且つ真摯な姿勢に教えてもらう事が多く、助けられました。
人を分ける「あっち側」とか「こっち側」とか厄介な言い方がありますが、孤島でただならぬことをしている人達と同じ側で笑ったり怒ったりして観られるこの映画が僕はとても好きです。

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『ビリーバーズ』

出演/磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹
原作/山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督・脚本/城定秀夫
音楽/曽我部恵一
製作/藤本款、久保和明、直井卓俊
プロデューサー/原口陽平、秋山智則、久保和明
主題歌/曽我部恵一「ぼくらの歌」(ROSERECORDS)
制作プロダクション/レオーネ
製作/『ビリーバーズ』製作委員会
R15+

日本公開/2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
配給/クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会