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2022.04.01 13:00

『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

近代の傑作映画の制作背景や内容を紐解くイギリスのドキュメンタリー『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』の日本版予告編とポスターが解禁されました。

本作は、映画を取り巻く環境や表現手法が劇的に変わった2010~2021年の12年間にスポットをあて、その間に公開された傑作映画111作品に焦点を当てた英国人のマーク・カズンズ監督によるドキュメンタリー。毎日欠かさず新たな映画を鑑賞し、これまでの人生で観た総本数が1万6,000本を超えるという“究極の映画オタク”カズンズ監督の情熱によって作り上げられた本作は、めまぐるしい社会の変化、テクノロジーの進化とともに変わりゆく世界も見据えながら、ハリウッド・メジャー大作からアートハウス系、知られざる日本未公開作まで実に幅広く、取り上げるジャンル、テーマも多種多様。「映画をもっと深く知りたい」「未知の映画を発見したい」と願うすべての観客を、壮大な冒険旅行へと誘う“フィルム・ドキュメンタリー”を完成させました。

予告では、劇中で取り上げられる111本に及ぶ映画の一部を覗き見ることができ、DCコミックスの映画作品として史上初めてベネチア国際映画祭で金獅子賞を輝いた『ジョーカー』や、傷つきながらも逞しく生きる少年を描き、アカデミー賞で作品も受賞した『ムーンライト』ほか、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などの伝説的アクション映画、圧倒的な美的センスでフランス映画界を代表するレオス・カラックス監督による『ホーリー・モーターズ』まで、近年誕生した驚きの傑作の数々をが紹介されています。「映画は我々の人生を形成する」との監督の言葉通り、あらゆる映画への賛歌が送られた映像となっています。

111本の映画は、受賞歴や興行成績といったありきたりな選択基準にはまったく則しておらず、『ジョーカー』『アナと雪の女王』という一見何の関係もない2作品が、実は“解放”という意外なキーワードで共通していることを指摘するオープニングから、サプライズの連続。そして〈映画言語の拡張〉〈我々は何を探ってきたのか〉という2部構成で、既成概念に囚われず革新的な映像表現を実践した映画を検証していきます。

ポスターは、劇場の座席をアイコニックに表現したデザインとなっています。

『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』は第74回カンヌ国際映画祭とBFIロンドン映画祭2021で公式上映が行われました。

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『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』(原題:The Story of Film: A New Generation)

監督&ナレーション/マーク・カズンズ
2021年/イギリス/英語/167分/ビスタ/5.1ch/カラー

日本公開/2022年6月10日(金)新宿シネマカリテ他、全国順次ロードショー!
配給/JAIHO
公式サイト