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2022.03.28 10:00

『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』日本版新ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

社会の障壁の中で、愛する人との自由な生活を取り戻すために抗う女性たちをサスペンスフルに描き上げた『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』の日本版新ビジュアルが解禁されました。

舞台となるのは、南仏モンペリエにあるアパルトマンの最上階に向かい合うふたつの部屋。その一つに暮らすマドレーヌ(マルティーヌ・シュヴァリエ)は不幸な結婚生活の後に夫が先立ち、娘と息子もいまは独立して、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら、心地よく静かな引退生活を送っています。向かいの部屋に暮らすのはドイツ人のニナ(バルバラ・スコヴァ)。互いの部屋を行き来し、周囲や家族には単なる隣人同士として振舞っていた二人ですが、実は旅先のローマで出会って以来、長年恋愛関係にありました。マドレーヌの望みは、アパルトマンを売ったお金でニナと共にローマに引っ越すこと。ところが、子どもたちにどうしても真実を伝えられないまま時間だけが過ぎていき、ある悲劇がマドレーヌを襲います──。

2019年トロント国際映画祭のオフィシャルセレクションとしてワールドプレミアを飾った本作。長編デビュー作とは思えない成熟した演出を見せたイタリアの新たな才能フィリッポ・メネゲッティが監督・共同脚本を手掛け、2021年セザール賞で新人監督賞を受賞したほか、最優秀女優賞と脚本賞にノミネート。同年のリュミエール賞では新人監督賞と最優秀女優賞(バルバラ・スコヴァ&マルティーヌ・シュヴァリエがW受賞)の三冠に輝き、第78回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネート、さらに米国アカデミー賞のフランス代表に選出されました。

ニナ役に『ハンナ・アーレント』(12年)のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役にはフランスの名門国立劇場コメディ・フランセーズの団員でもある大女優のマルティーヌ・シュヴァリエ、マドレーヌの娘アンヌ役に『ジュリアン』(18年)のレア・ドリュッケールほか、独仏を代表する実力派女優たちが顔を揃えました。

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『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』(原題:Deux)

南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる…。

監督/フィリッポ・メネゲッティ
脚本/フィリッポ・メネゲッティ、マリソン・ボヴォラスミ
共同脚本/フロランス・ヴィニョン
出演/バルバラ・スコヴァ、マルティーヌ・シュヴァリエ、レア・ドリュッケール、ミュリエル・ベナゼラフ、ジェローム・ヴァレンフラン
2019年/フランス=ルクセンブルク=ベルギー/フランス語/95分/カラー/2.39:1/5.1ch
字幕:齋藤敦子/英題:Two of Us

日本公開/2022年4月8日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給/ミモザフィルムズ 
後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日ルクセンブルク大公国大使館、ベルギー大使館
公式サイト
© PAPRIKA FILMS / TARANTULA / ARTÉMIS PRODUCTIONS – 2019