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2022.03.25 11:00

『母へ捧げる僕たちのアリア』6月公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

2021年カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉に選出された映画『Mes frères et moi』が、邦題を『母へ捧げる僕たちのアリア』として6月より全国順次公開されることが決定!日本版ポスタービジュアルと場面写真10点が解禁されました。

南仏の海沿いの町の古ぼけた公営団地で、兄3人と暮らす14歳のヌール。重篤で昏睡状態の母を兄弟4人で自宅介護する生活は苦しく、まだ中学生ながら夏休みは兄の手足となって働き、命じられるままバイト三昧の日々を送っています。そんなヌールの欠かせない日課は、毎夕、母の部屋の前までスピーカーを引っ張っていき、母が大好きなオペラを聴かせてあげること。そんなある日、教育矯正の一環で校内清掃中だったヌールは、そこで歌の夏期レッスンをしていた講師サラに呼び止められ、歌うことに魅せられていきますが──。

“縁のなかった芸術との出会い”の奇跡を、長編初監督となるフランスの若き新鋭作家ヨアン・マンカが自伝的な要素を盛り込み、詩情溢れる映像で描いた本作。「人知れぬ涙」にはじまり、パヴァロッティの「誰も寝てはならぬ」、カラスの「カルメン」など、数々の名曲がドラマを各所で彩る中、厳しい現実をリアルに映しながらも、清々しさと希望を差し込ませた感動作となっています。

主人公ヌールには、子役として活動していたマエル・ルーアン=ベランドゥがオーディションで選ばれ、ソプラノ歌手ドミニク・モアティによる指導のもと、劇中で歌声を開花させゆく過程が本作にさらなるリアリティを与えます。

長男アベルを演じるのは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で殺し屋・プリモを演じたダリ・ベンサーラ。ヌールを世界に連れ出すサラを演じたジュディット・シュムラは、『女の一生』(16年)などでセザール賞他にノミネートされた実力派女優です。

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『母へ捧げる僕たちのアリア』(原題:Mes frères et moi)

監督・脚本/ヨアン・マンカ
出演/マエル・ルーアン=ブランドゥ、ジュディット・シュムラ、ダリ・ベンサーラ、ソフィアン・カメス、モンセフ・ファルファー
2021年/フランス/フランス語/108分/カラー/スコープサイズ/5.1chデジタル/字幕翻訳:手束紀子/英題:My Brothers and I

日本公開/2022年6月よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給/ハーク
配給協力/FLIKK
後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
公式サイト
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