News

2022.03.10 12:00

『ZAPPA』日本版予告編&新場面写真が解禁!

  • Fan's Voice Staff

アメリカの作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャンであり、あらゆる芸術における先駆者であったフランク・ザッパの革新的人生に迫る初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』の日本版予告編と新場面写真が解禁されました。

小さい頃に興味があった化学についてのザッパの語りから始まる予告編。そして「自分の作曲がしたいのなら、作曲以外で収入を得なければならない」「自分が作った曲を聴くためにはバンドをつくるしかなかった」という、音楽をやり続けるためのザッパの言葉が続きます。ジョニー・”ギター”・ワトソン、バンク・ガードナー、ザッパの妻・ゲイル・ザッパ、アリス・クーパー、イアン・アンダーウッドのザッパへの思いと、共に語られるルース・アンダーウッドの「ロックでもないしジャズでもない、ポップでもない。じゃあ一体なんなの?“ザッパよ”」の言葉が印象的。また、「要求する基準を下げたら薄っぺらなものになる」「音楽業界のほとんどが〈音楽〉ではない」「多くのミュージシャンは搾取されている」「芸術的な判断は収益に左右されない」というザッパが残した言葉から、彼の音楽に対する姿勢を垣間見ることができます。

商業芸術、商業的な成功とは別次元の世界に存在し、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ウェイツほか数えきれないミュージシャンに多大な影響を与え、ローリング・ストーンの「史上最も偉大な100人のギタリスト」において第22位に選出されたザッパ。本作ではその生涯を、何千時間にもおよぶ本人が遺したアーカイブ素材を駆使して綴ります。このアーカイブ素材が公となるのは初。

監督はチャールズ・ブロンソンの当たり役ポール・カージーのシリーズ第三弾『スーパー・マグナム』(85年)でブロンソンと争うギャング役で映画デビュー、『ビルとテッドの大冒険』シリーズではキアヌ・リーブスとともに主演をつとめる役者であり、『ミュータント・フリークス』(93年)などの監督作品も誇る才人アレックス・ウィンター。制作に5年以上の時間を費やし、膨大な資料・素材から一般的には狂気の変人というイメージのザッパの、知られざる人間性と創作・芸術への真摯なアプローチを、丁寧に誠実に浮き彫りにしていきます。

==

『ZAPPA』(原題:Zappa)

監督/アレックス・ウィンター
出演/ブルース・ビックフォード、パメラ・デ・バレス、バンク・ガードナー、デヴィッド・ハリントン、マイク・ケネリー、スコット・チュニス、ジョー・トラヴァース、イアン・アンダーウッド、ルース・アンダーウッド、スティーヴ・ヴァイ、レイ・ホワイト、ゲイル・ザッパ
2020年/アメリカ/129分

日本公開/2022年4月22日(金)より、シネマート新宿・シネマート心斎橋 ほかにて全国順次公開
提供/キングレコード
配給/ビーズインターナショナル
公式サイト
© 2020 Roxbourne Media Limited, All Rights Reserved.