News

2022.01.21 11:00

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『MEMORIA メモリア』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

南米コロンビアを舞台に、監督が初めてタイ国外で制作した本作は、自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た記憶の旅路が描かれます。コロンビアのメデジンで農ラン業を営むジェシカをティルダ・スウィントンが演じ、病床の妹を見舞うため首都ボゴタを訪ねた夜、ある音に襲われたことから、物語は動き始めます。

『バルバラ セーヌの黒いバラ』でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバールが人骨の研究をしている考古学者アグネスを、コロンビアのTVシリーズなどで活躍するエルキン・ディアスが川沿いの男エルナンを、メキシコのアカデミー賞ことアリエル賞を6度受賞しているダニエル・ヒメネス・カチョがジェシカの義弟フアンを演じ、実力派の国際的キャストが集結。

予告編は、ジェシカが音響スタジオで自分にしか聞こえない音について話す場面からスタート。「地球の核から響く 轟音のような」その音に導かれるように、様々な場所を訪れるが、果たして彼女の行きつく先とは──。

『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』、『ブンミおじさんの森』に続き、本作でカンヌ国際映画祭4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督。『MEMORIA メモリア』は2021年カイエ・デュ・シネマのベスト3入りや、全米映画批評家協会賞の撮影賞ノミネート、さらには第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表に選出されるなど、本年度の話題作として注目を集めています。

==

『MEMORIA メモリア』(原題:Memoria)

地球の核が震えるような、不穏な【音】が頭の中で轟く──。とある明け方、その【音】に襲われて以来、ジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスを訪ね、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる。

監督・脚本/アピチャッポン・ウィーラセタクン
出演/ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール
2021/コロンビア、タイ、フランス、ドイツ、メキシコ、カタール/カラー/英語、スペイン語/136分  

日本公開/2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他にてロードショー
配給/ファインフィルムズ
©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.