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2022.01.19 17:00

『アンネ・フランクと旅する日記』新場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第74回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に選出されたアニメーション映画『アンネ・フランクと旅する日記』の新場面写真8点が解禁されました。

解禁された場面写真には、第二次大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーが、それぞれの時代の中で写し出されています。

多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたというアリ・フォルマン監督は、「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」と本作の世界観の構築を明かしています。

他にも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子などが切り取られ、対照的に描かれています。また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子や、鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感も、アニメーションならではの表現で描かれています。

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『アンネ・フランクと旅する日記』(原題:Where Is Anne Frank)

「不思議だわ。これほど人間の邪悪な面を見てきても、今なお心の底で私は信じてる。人間の本質は“善”なのだと──」
現代のオランダ・アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」に異変が起きた。突然、文字がクルクルと動き始めて、キティーが姿を現したのだ!時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へさかのぼってアンネと再会を果たし、日記から手を離すとそこには現代の風景が広がっていた。目の前から消えてしまったアンネを探して、キティーは街を疾走する……。

原案/「アンネの日記」(ユネスコ「世界記憶遺産」2009年登録)
協力/アンネ・フランク基金
監督・脚本/アリ・フォルマン
声の出演/ルビー・ストークス、エミリー・キャリー
2021年/ベルギー・フランス・ルクセンブルク・オランダ・イスラエル/英語/99分/ビスタサイズ/5.1ch/日本語字幕:松浦美奈/映倫:G

日本公開/2022年3月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開
配給/ハピネットファントム・スタジオ
後援/オランダ王国大使館、イスラエル大使館
公式サイト
© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND