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2021.12.17 18:20

※募集終了【1月6日開催】『MONSOON/モンスーン』Fan’s Voice独占最速オンライン試写会 参加者募集

  • Fan's Voice Staff

30年ぶりにサイゴン(現ホーチミン)に帰郷した男がアイデンティティを探す旅路を、圧倒的な映像美で綴った内省的ロードムービー『MONSOON/モンスーン』が2022年1月14日(金)より全国公開されます。

ベトナム戦争後の混乱の最中、6歳時にボート難⺠として家族でイギリスへと亡命した主人公のキット(ヘンリー・ゴールディング)は、両親の遺灰を埋葬する「大事な場所」を見つけるため、30年ぶりに故郷のサイゴン(現ホーチミン)を訪れます。従兄弟リー(デヴィッド・トラン)の助けも借りて“大切な場所”を探すべく街を彷徨う中で、父親がベトナム戦争に従軍したという過去を隠して暮らすアメリカ人のルイス(パーカー・ソーヤーズ)と知り合い、惹かれ合います。

その後、昔と変わらず古く懐かしい文化や街並みを残す両親の故郷ハノイへ向かったキットは、アートツアーを主催する学生リン(モリー・ハリス)を訪ね、伝統的な蓮茶工房を見学。それはキットの知る“古き良きベトナム”の姿にようやく触れられた時間でしたが、リンにとっては時代遅れなものでした。埋葬場所探しはハノイでも芳しい成果がなく、サイゴンに戻ったキットは、リーから自分たちの家族の亡命にまつわる“ある真実”を聞かされることに。家族の面影を巡る旅の中でキットが見つけたものとは──?

主人公・キットを演じたヘンリー・ゴールディングは、『クレイジー・リッチ!』(18年)、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(21年)などでハリウッドでも活躍する若手。イギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたといい、「この役を演じるための準備は、まさに自身の経験を引き起こすことでした」と語っています。

キットと淡い恋に落ちるアメリカ人のルイスを演じたパーカー・ ソーヤーズも、父親がベトナム戦争に従軍し、帰還後はPTSDに苦しんだという自身の家族の体験から、ルイスの役柄に強いつながりを感じたといいます。リン役を演じたモリー・ハリスも、生後まもなくイギリス人の父親とオランダ人の母親に養子として引き取られ、イギリスに移住。⻄洋の教育を受け、ベトナム語を覚えることはなく、「14歳のときにベトナムに帰国しましたが、キットがベトナムに戻り疎外感を感じたのと全く同じことを私も感じました」と振り返っています。

監督・脚本を務めたホン・カウは、⻑編デビュー作『追憶と、踊りながら』(14年)が、 新人としては異例のサンダンス国際映画祭のオープニングに選ばれた、カンボジア出身の俊英。キット同様にカンボジアから逃れてベトナムに渡り8歳まで過ごし、“ボート難⺠”として渡英していた過去を持ちます。自叙伝的な本作では、「自分とは何者か?」といった普遍的な問いを投げかけながら、ベトナム戦争とその後を、静謐で、陰影をもって、主人公キットの目線で映し出しました。

撮影監督を務めたのは、『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20年)などを手掛けたベンジャミン・クラカン。

日本公開に先駆け、1月6日(木)に本作の最速オンライン試写会をFan’s Voice独占で開催します。参加ご希望の方は次の通りご応募ください。応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承ください。

【応募方法】
次の3ステップを完了してください。
①「Fan’s Voice」公式Twitterアカウントをフォローする(@FansVoiceJP
②「Fan’s Voice」によるこちらのツイートをリツイート(RT)する
③下記応募フォームへ必要事項を記入・送信

【応募締切】
第一次締切:2021年12月20日(月)23時59分
第二次締切:2021年12月26日(日)23時59分
第三次締切:2022年1月2日(日)23時59分

※各締切後に、募集人数を締切回数に応じて配分した人数を当選数とした抽選を行います。先の抽選で落選された方は、以降の抽選でも対象とさせていただきますので、複数回のご応募は不要です。

『MONSOON/モンスーン』Fan’s Voice独占最速オンライン試写会
日時:2022年1月6日(木)19:50スタンバイ/20:00開映(同時再生)/21:25終了予定
会場:各当選者のご自宅
募集人数:100名(同伴なし;当選者本人のみ視聴可)
※ストリーミング配信による試写となります
※上映時間:85分

【ご注意事項】
・ご当選者には上記各締切日以降にメールでご連絡します。
・視聴リンクは試写会実施時間中のみ有効となります。開映時間に遅れると、ご参加いただけなくなる場合があります。
・当選者ご本人さまのみご参加いただけます。視聴リンクの転送・公開、視聴時に当選者ご本人以外が同席することは禁止いたします。ご家族や知人を誘った”上映会”の実施は禁止です。
・カフェや図書館といった公共性の高い場所での視聴はお控えください。
・無断転載防止のため、配信画面にはウォーターマーク(透かし)が常時表示されますので、ご了承ください。
・当選権は換金できません。当選権の譲渡・転売は禁止とさせていただきます。
・ご応募は、日本在住の方に限らせていただきます。興行、配給および広告宣伝プロモーション、媒体従事者を含む業界関係者はご参加になれません。ほか応募内容に不明な点がある場合、不正行為が確認または疑われる場合は応募および当選を無効とすることがあります。
・20歳未満の方は保護者の同意を得てからご応募ください。13歳未満の方はご応募いただけません。
・視聴に必要となるインターネット環境および端末は、当選者ご自身にてご用意ください。
・配信画面の写真撮影、動画撮影、録音行為はいかなる場合でも禁止いたします。
・その他、本試写会へのご参加にあたっては、主催者の指示及びルールに従っていただきます。
・本イベントに応募される方は、本記事の記載事項および応募規約に同意されたものとみなします。
・都合により、予告なく変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。

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※スマートフォンからご応募される方で、入力中に画面が突然スクロールするなどの不具合が発生する場合は、こちらのページからご応募ください

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『MONSOON/モンスーン』(原題:Monsoon)

キット(ヘンリー・ゴールディング)は、両親の遺灰を埋葬すべく、30年ぶりに祖国であるサイゴン(現ホーチミン)に足を踏み入れる。キットは6歳のとき、家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへ渡った、“ボート難⺠”だ。以来、これが初めての帰郷だった。もはやベトナム語すらままならない彼は、英語が話せる従兄弟のリー(デイビット・トラン)の助けを借りながら、どこか大事な場所を探し始めるが、思うようには進まない。サイゴンは今やすっかり経済成⻑を遂げ、かつての姿は見る影もなかったからだ。そんな中、ネットで知り合ったアフリカ系アメリカ人のルイス(パーカー・ソーヤーズ)と一夜をともにするキット。ルイスの父親はベトナム戦争に従軍したという過去を持ち、そのことを隠してこの国で暮らしていた。その後、両親の故郷ハノイへ向かったキットは、サイゴンで知り合った学生リンの実家が営む伝統的な蓮茶の工房見学をする。それはキットの知る“古き良きベトナム”の姿にようやく触れられた時間でもあったが、リンにとっては時代遅れなものらしい。サイゴンに戻ったキットは、リーから自分たちの家族の亡命にまつわる“ある真実”を聞かされることになる──。

出演/ヘンリー・ゴールディング、パーカー・ソーヤーズ、デイビット・トラン、モリー・ハリス
監督・脚本/ホン・カウ
2020/イギリス、香港/85分/5.1ch/カラー

日本公開/2022年1月14日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
配給/イオンエンターテイメント
公式サイト
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