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2021.12.14 8:00

『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』2022年3月25日公開決定!ポスタービジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

令和元年度文化庁映画賞、文化記録映画大賞を受賞するなど高い評価を得たドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』が、2022年3月25日(金)より全国順次公開されることが決定!ポスタービジュアルが解禁されました。

フジテレビ「Mr.サンデー」の企画として始まり、2018年に劇場公開された前作『ぼけますから、よろしくお願いします。』は、認知症の母親と耳の遠い父親の暮らしを、ひとり娘である信友直子監督が自身の視点で丹念に映し出したドキュメンタリー。年々深刻化する老老介護や認知症に関する問題の実態も浮き彫りにし、単館公開としては異例のロングランを記録。口コミがひろがり、約100館まで上映劇場が拡大するなど想定を上回る大ヒットとなり、公開翌年には同名書籍が発売されるなど、大きな話題となりました。

1作目完成後も、広島県呉市に暮らす90代の両親を撮り続けたひとり娘の「私」(監督・信友直子)。2018年、家事全般を取り仕切れるまでになった父は日々奮闘する一方、母の認知症はさらに進行し、ついに脳梗塞を発症。入院生活が始まります。外出時には手押し車が欠かせない父でしたが、毎日1時間かけて母に面会するため足を運び、母を励まし続け、いつか母が帰ってくるときのためにと、98歳にして筋トレを始めます。その後、一時は歩けるまでに回復した母でしたが新たな脳梗塞が見つかり、病状は深刻さを極めていきます。そんな中、2020年3月に新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大。病院の面会すら困難な状況が訪れます。それでも決してあきらめず奮闘する父の姿は、娘に美しく映るのでした──。

現実を冷静に映し出そうとする監督としての立場と、実の娘であるというふたつの立場で葛藤しながら撮り続けた信友監督。老いや介護を扱った作品は数多く存在する中で、どの家庭にも起こりうる宿命を優しく見つめた本作は、家族でなければ撮れない貴重な人生の記録です。

以下、コメントが到着しています。

信友直子(監督・撮影・ひとり娘)
人が生きて老いてゆく先には、必ず死と別れがあります。
でも人生の最終章は悲しいだけではありません。お互いを思いやり、かわす笑顔もありました。
今回もまた、誰もが自分のこととして感じてもらえる物語になったと思います。

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『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』

監督・撮影・語り/信友直子 
プロデューサー/濱潤、大島新、堀治樹
制作プロデューサー/稲葉友紀子
製作プロダクション/スタッフラビ
製作/フジテレビ、ネツゲン、関西テレビ、信友家
2022年/日本/ドキュメンタリー/101分/ビスタ/2.0ch

日本公開/2022年3月25日(金)より全国順次公開
配給/アンプラグド
公式サイト
©2022「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」製作委員会